804 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 14:15:16.77 ID:zWyBwKRP0
えっと一応,怖い話です
あれは10年前の夏のことでした
女子大生だった私は友達と3人で登山をしました
登山と言っても,そんなに高くない山で1泊2日でした
友人の1人が女性にしては珍しく山登りが好きだったので
私たちも誘われてきたという訳です

特に山登りで変わったことは,ありませんでした
問題は夜ロッジに泊まった時のことでした
ロッジには私たちしかおらず女ばかりで不安でしたが
ここは,そんなに深い山ではないし
友人は2回くらい行ったことがあるので安心はしていました

ただ,ここはトイレがかなり離れていて50m先
しかも若干,森に囲まれていて夜中になると見失いそうなところにありました

そして夜中のことです
私は夜中,酷い尿意で目が覚めました
あまり,あのトイレには行きたくありませんでしたが
我慢するのも嫌なので渋々,行くことにしました



805 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 14:24:46.97 ID:zWyBwKRP0
ロッジを出て一本道を行って右に曲がればトイレがあるはずでした
ところが,いちまでたってもトイレにつきません
もしかして迷った?と気づきました
一応懐中電灯は持ってたのですが,それでも,こんな暗い森の中で迷うなんて気が狂いそうでした

しょうがないトイレは諦めて,おしっこはその辺で済まして元来た道を引き返してみようと思いました

突然ガサガサと音がしました
ビクッとすると音が近づいてきました

私は恐怖して,もう早くロッジに戻ろうと思いました

その時
「#*@:~」
と,どこかの外国の声のような声が音のした方から聞こえました

もう駄目だ!と思い私は早足で引き返しまた
すると後ろから
「#*@:!!」
と今度は激しい声が聞こえ走ってる音まで聞こえました

807 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 14:31:46.64 ID:zWyBwKRP0
もう私は無我夢中で走りました

すると向こうも追いかけてるみたいでした

一瞬,後ろを向きましたが
顔はみえなかったのですが手になにか刃物のようなものをもって走ってる人がみえました

私は泣きながら獣道のほうに道を外しました
森の方に入ってもまだ後ろから音が聞こえてきましたが
徐々に聞こえなくなりました

私は一旦しゃがんで泣きながら震えました
あれは一体なんなんだろうと?
人間なのだろうか?
そう考えてるうちに,また音がしました
「#*@:~」
と,また声がしました
しかも今度は別の声もあったので2人いるようです

私はしゃがみながら震えました

810 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 14:39:10.99 ID:zWyBwKRP0
ここで恥ずかしながら,ずっと我慢してた,おしっこを漏らしてしまいました
お漏らしなんて幼稚園以来なので普通だったら恥ずかしいのですが
今はそれどころじゃなかったので,ただ震えてました

「#*@:~」

「#*@:~」

声は段々,近くなりました
もうだめ!殺される!と思いましたが
声は遠くなっていきました
離れたようです

しばらく待ってみましたが声は聞こえないので
音を立てずにそっと歩き出しました

やがて普通の道もみえてきました
しかし迷ってるってことに変わりはなく,とりあえず静かに歩いてると
横のほうに何かみえました

811 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 14:45:38.67 ID:zWyBwKRP0
それはトイレでした

私はホッとしました
ここからはロッジまでの道は分かるからです

その前に,このままの格好でロッジに戻るのは気持ち悪いので
トイレによってから戻ろうとしました

トイレは暗く電燈の場所も分かりませんでした
しかたないので個室に入るとジャージとパンツを脱いでペーパーで足を拭こうとしました
ところがペーパーが,どこにもありませんでした
幸いティッシュを持っていたので,それで拭くと
なにか引っかけるものがあったので,そこにジャージのズボンとパンツをかけて
しばらく乾くのを待ちました

すると

「#*@:~」

「#*@:~」

あの声がしました
私は,また恐怖に襲われました


815 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 14:52:34.25 ID:zWyBwKRP0
しかも声は段々こっちに聞こえてきました

頭の中は恐怖でいっぱいでしたが,なるべく音をたてないようにしました
しかし,これもその内,聞こえなくなりました

私はそっと個室の扉を開けて外を,うかがいました
すると,どこからか

「#*@:!!」

という激しい声がしました

もう私は,そのまま,ただ泣きながら走りました
どれくらい走ったのでしょう
ロッジがみえました

私は泣きながらロッジへ入り寝てる友人を泣喚きながら起こしました

友人は唖然としてました
そこには泥まみれになりながら下半身半裸で泣いている友人がいるのですから


819 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 15:01:51.94 ID:zWyBwKRP0
時計をみるとトイレに出てから1時間しか経っていませんでした

あんなに長い時間かかったとおもったに1時間しか経ってなかったようです
友人は,とりあえず今は寝て明日の朝,聞くからといいました

その日は,とうぜんですが,あんまり寝付けませんでした

そして朝になって,昨日の夜のできごとを話しました

友人はおかしいと,いいました
確かにトイレは分かりにくいところにあるが,そんな遠くはないはずといいました

とりあえずトイレに行ってズボンとパンツを,とりに行きました
ちょっと不安だったので友人たちも一緒に行きました

トイレに来て私は驚きました
昨日はよくみえなかったのですが,ここは私が昨日きたトイレではありませんでした
こんなに綺麗ではありませんでした
もちろんズボンとパンツは,ありませんでした
とにかく友人たちも気味が悪くなったらしく早めに下山することにしました

820 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 15:08:54.95 ID:zWyBwKRP0
ロッジを後にして道を歩いてると
途中で細い道がありました

友人は,もしかして私子が行ったのって,この道じゃない?といいました
そういえば,そうだったかもしれないと思ったとき
もう一人の友人が
ねえちょっとだけ行ってみない?
といいました

もちろん私は反対しましたが友人が
今度は三人だから大丈夫だよ
というので,また渋々いくことにしました

しばらく道を歩くと小屋のようなものがみえました

あっあれって
そう,この小屋が,きのう私がトイレと勘違いしたところでした
それは小屋でもなく物置に近い感じがしました

中に入って手前の個室に入ると案の定ズボンとパンツがありました

822 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 15:14:47.61 ID:zWyBwKRP0
その時,周りをみたのですが雑草だらけで酷かったです
下になにか穴があったので私はそれを便器と勘違いしたようです

ふと穴をみました

穴には髪の毛やら靴やらがありました

私は不気味に感じました

まだ個室がありましたが,みたくはないので,その場から離れました
友人たちが
もうちょっと行ってみようというので
じゃああと少しねと私はいいました

しばらく歩くと狭い空き地ような場所がみえてきて
その先に森の入り口のようなありました
その先は暗くて何もみえませんでした

あきらかに何かヤバい気がしました
友人たちもそのようです

823 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 15:22:09.63 ID:zWyBwKRP0
友人たちも
そろそろ行こうか……と,いい出した時です

入口のほうから低い呻き声とガサガサと草をかき分ける音が聞こえてきました

私たちは悲鳴も上げずに全速力で逃げました

さっきの分かれ目まで戻ると
さっきまでは分からなかったのですが看板みたいなのがあることに気が付きました
そこにはこの先~部落(難しい漢字だったので忘れてしまいました
と書いてありました

私たちは何もいわずに急いで下山しました

やがて山の地元の町に戻り
タクシーに乗って駅まで行きました

乗車中,友人は
なにあれ……あんなの前きたときは知らなかった……
とつぶやいてました


830 :本当にあった怖い名無し:2011/04/09(土) 15:30:49.94 ID:zWyBwKRP0
するとタクシーの運転手が
もしかして~部落に行ったのか?
といってきました

私は,いや入口の手前まで……

というと運転手は
いや~危なかったね
あそこは我々の常識が通じないところだからね
でもおかしいな
山に登るときはロッジの管理人さんが注意してくれるはずなんだけどな?

その言葉で私たちは入山するとき
ロッジの管理人さんの言葉を思い出しました
途中で細い道があるけど絶対入っちゃだめだからね?
しかし馬鹿な私たちは,その言葉を右から左へ流してました
とくに友人は,ここに一度,行ったことがあるので,すっかり忘れてたようです

それから私はしばらく山に登ることができなくなりました
もちろん,あの山には二度と行きたくありません

最後に入口のほうで聞こえた呻き声
あれは確かに夜に聞いた
「#*@:~」
という声でした

これで終わりです
文章下手でごめんなさい


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