15/01/07
この前体験したこと書きます。数ヶ月前にじーちゃんが亡くなった時の話。

俺ん家とじーちゃん家は隣り町で、ジジババっ子の俺は、小さい時は毎週末のように遊びに行って、サザエさん見てみんなで飯食って帰るのが日曜の楽しみだった。

だけど、社会人になってからは仕事が忙しいのと、住んでるところも離れちゃって、ここ4、5年は盆暮れ正月くらいしか顔を出さなくなってたのね。

それでもジジババは満面の笑みで迎えてくれたりして、もっと短い間隔で来れたらなぁとか思ってた。



んである日の朝、会社行くしたくしてたら突然ばーちゃんから電話があって

「朝起きたらじーちゃん突然冷たくなって全然動かない」

って震えた声で言われて、会社に連絡すんのも忘れて飛んでった。じーちゃん家についたら、俺の両親とばーちゃんと親戚の人が先に来てて、じーちゃんの寝てる布団の周りに座って泣いてた。

最初はいつもと変わらないじーちゃんの顔で布団に寝てる姿を見てぜんぜん実感がわかなかったけど、そばによってじーちゃんの額をさわったらヒヤッとして…あぁ、ほんとに死んじゃったんだ、と思ったらボロボロ涙が出てきてめっちゃ泣いた。

それから滞りなく葬儀の準備が進んで、自宅から葬儀場に移動する前日の夜、じーちゃん家側のイトコ家族がやってきた。

俺と歳の近いイトコの兄ちゃんと、奥さん、2歳になる娘さんの3人で線香あげて飯食った。

歳の近いイトコの兄ちゃんとはよくじーちゃん家で遊んだりしてたんで、思い出話なんかして、また2人してちょっと泣いてってしてたら夜も遅くなったんで、イトコの兄ちゃんは子供寝かせなきゃだから一旦帰るってなった。

俺は手伝いなんかもあるから、じーちゃん家に寝泊まりしてたんで

「また明日斎場で、明日は泣くなや」

なんて言って玄関先まで送ってったんだけど、そのとき2歳の娘さん(Aちゃん)が突然玄関出て2歩くらいの所でいきなり

「じーじ!じーじ!」と言い出した。

名残り惜しいのかなと思って、

俺が「じーじさよならなんだよー」

ってAちゃんに言ったらまたAちゃんが

「こりゃいいや!こりゃいいや!」

って人差し指を立てながら

「じーじ!こりゃいいやー!」

って言いながら笑った。

俺はうんうんと言いながらAちゃんに「じーじまだその辺にいるのかなぁ?」なんて冗談を言ってみた。

ちなみに、こりゃいいやってのはじーちゃんの口ぐせで、子供とか見てて嬉しくなるとすぐ言うので、やっぱ子供に印象に残りやすいんだなって思った。

俺はAちゃんのおかげで少しほっこりしてそのままイトコ家族は帰っていった。
次の日はお通夜、俺と俺の父親と数人の親族は斎場で寝ずの番の役になった。

(寝ずの番てのは俺の地元だけなのか全国共通か分からんが、朝まで棺桶の前のロウソクの火を絶やさないようにしないといけないので時おり様子を見る役。

ゴッツイロウソクなので朝まで余裕で火は消えないけど風習として残っている?寝ずの番と言っても交代で寝る)

その寝ずの番の中にはイトコの兄ちゃんもいて、控え室みたいな別室で最初は数人で酒を飲みながら談笑したり泣いたりしてたんだけど、2~3時間くらいしたら親父ふくむ親族は皆寝てしまった。

起きてるのが俺とイトコの兄ちゃんだけになって兄ちゃんが突然

「なぁ、昨日はちょっとビックリしたな」

と言ってきた。は?と思って「何が?」って聞き返したら

兄ちゃん「そうか、気づいてなかったか。いや、昨日Aがこりゃいいやって言ったろ?」

俺「うん」

兄ちゃん「ウチのAは生まれてから一回もじいちゃと会ってねぇんだよ。こりゃいいやなんて普段日常で使わないだろ?それに家でも一回も言ったことねぇんだよ。だからびっくりした。」

俺はやっぱり、は?ってなって、やっぱりじーちゃんは昨日あの時玄関にいたんだ、いま考えるとAちゃんが指差してたのもじーちゃんだったんだ。と気づいて霊的な体験をしたことがない俺はちょっとゾクッとした。

でも、よくよく考えたらAちゃんをあやしてたじーちゃんはきっと笑顔だったんだろう。

そういうじーちゃんだったからなぁ…と思ったら幸せに逝ってくれたんだなと思って、先ほどのゾッとした気持ちは吹き飛んでまたちょっと泣けた。

おわりです。駄文、長文失礼しました。これが先日初体験した俺の心霊体験です。