13/09/25
一月前のお盆辺りの夜のこと。
日課で夜中にランニングしてる。田んぼの中の広めの一本道を通るルート。新しめの中学校が途中にあって、通学路だからショボイが街灯もポツポツあって暗すぎってことはない。
まぁ田舎だし、周りは田んぼなもんで虫がいつも灯りに寄ってきてるのさ。特に夏真っ盛りの頃はわけわからん甲虫(こうちゅう)とかガが結構くる。
その日、ある街灯の下を通りかかったら他の所に比べて、やたら虫が地面にいるのに気付いた。
ちなみに一番明るい街灯は、前述の中学校の真ん前のT字路の所で、そこではない。もうしわけ程度の街灯。
キモいから車道にそれたんだけど、虫の群れの中に、何とひっくり返ったカブトムシ様(♂)を発見。田舎とはいえ珍しかったんで、捕獲しようとしたんだが、近づいてフリーズした。よく見ると、腹の部分がゴッソリない。
上からカブトムシを見たとして、一番外側の羽根(左右に分かれる甲殻(こうかく)部分)と頭、あとギリギリ前足2本しか残ってない状態で、仰向けでモゾモゾしてた。
それらだけ残して、後はスプーンでえぐったか、ナイフで切り取られたみたいに綺麗になくなっていた。
えっ、と思ってよく見ると、周りに落っこちている甲虫のほとんど、カナブンとかハンミョウ?とか名も知らぬ虫達がひっくり返ってその状態だった。
しかも生きてるっぽい。関係あるのかわからんが、鉄サビを生臭くしたような匂いがほのかにしていた。
その光景にマジで引いてしまいさっそうと逃走。
野良猫が虫食ってるのは見たことあるし、コウモリとかのしわざかもしれんけど、あんなに綺麗に腹部だけ食えるのかな?
なんでそこだけ虫が集中してたのかも謎だし。甲虫のバミューダトライアングルみたいな地点なんだろうか?ちなみにその日以降は見ていない。
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