1: 名無しさん 2014/03/12(水)23:20:15 ID:x5Ak0JNru
骨と鎖

二年ほど前に遡ります。
私は父が経営する土建屋で事務をしています。
今は兄が実質の社長ですが、やはり父の威光には
かないません。

そんな父の趣味が発端と思われる出来事です…。

父は、自ら所有する山にどうやら「ログハウス」を建てたいらしく、
元々、日曜大工が趣味であった父ですから、中古の重機を購入しとダンプを
友人の土建屋さんから借り入れ、本格的に基礎工事まで着手するようでした。
週に一度の休みを利用して、父はまめに通っていました。

着手してから、数ヵ月後。
父「○○(母の名前)?、警察よんでけれ」
母「え、え、え?なしたの?」


2: 名無しさん 2014/03/12(水)23:20:55 ID:x5Ak0JNru
父「骨出てきたから、警察に電話してけれじゃ」
母「ぇえぇ、殺人事件?」
父「いいがら、はやぐ」
(父は、未だに携帯を持とうともしないので、
わざわざ山から40分かけて自宅に。母は用心の為と
携帯を持たせているのですが意味なしですよね。)

警官が三名やって来まして、父はその現場を案内する為
先導することに。私も休みでしたから、興味本位で同行する事にしました。
現場に到着しますと、散乱している白骨が
飴色に変色した骨が剥き出しになっていまして
足枷があり、それに鎖が繋がっているのも見えました。
素人目にも古い骨だということはすぐわかりました。
事件性の有無などの確認の為なのか、父は細かい質問を随分受けていました。

3: 名無しさん 2014/03/12(水)23:21:58 ID:x5Ak0JNru
検死官もその後、到着しまして、
とても古い骨であると言う事。事件にしてもとっくに時効を
迎えているであろう事から、意外なことに…。
警察官「申し訳ないですが、そちらで処分ねがいます」
私も一瞬呆気にとられましたが、父は元々豪胆で、
父「したら、こっちで坊さん呼んで供養してもらうわ」
と、果物用の木箱に骨を入れ始め、
(検死官と警察官も手伝ってくれました。)

その日は、その骨を檀家の住職さんの所へ持ち込み
無縁仏として供養して頂くことにして貰いました。
(その枷と鎖は、まだ寺にあるはずです。)
豪胆な父は、その後また現場へ戻り作業の続きをしようとしたので、
心配になり、父が帰宅するまで一緒にいました。

5: 名無しさん 2014/03/12(水)23:22:31 ID:x5Ak0JNru
帰宅する時に、体が異常にだるかった事を覚えています。
父母と三人で、昼間の奇妙な事件について
食卓を囲みながら話、私は体がだるかった事もあり、
入浴の後、父母よりも先に寝ました。
夢を見ました…。

***夢の内容***
なぜか私は、木製のリュックというか
箱を背負い石を運ばされています。
朝早くから、日が沈むまでそれは続き
やっと開放されたと思えば、
小さな掘立小屋のような所に押し込められ
寒さと、飢えを感じながら床に着く。
そして夜中に、口を押さえ付けられ
代わる代わる犯される…。
**************

朝起きると、汗びっしょりで
変な経験したから、あんな夢みたのかなぁ
くらいに考えていました。

6: 名無しさん 2014/03/12(水)23:23:04 ID:x5Ak0JNru
それからも、三日おきくらいに「同じ夢」を見ました
一月ぐらいの間ですが。それから三ヶ月後、生理が二回も来ないので
婦人科にいくことにしました。
医師「○○さん、妊娠の可能性があります。」
私「え?どういう意味ですか?」
医師「詳しいことはこれからの検査が必要ですが。」
私は当時、彼氏も居ませんでしたし、「妊娠」なんてありえませんでした。

その事を医師に伝えますと
医師「皮様嚢胞かも知れないので、後日またいらして下さい」
夢の事が何より怖かったですし、聞いたことも無い病名でしたので
不安で不安で、その日は会社でも仕事が手に付きませんでした。
その日の夜、急に子宮の辺りに激痛が走り動くこともままならなかったので、
母に救急車を呼んで貰い、昼間受診した病院へ向かいました。

7: 名無しさん 2014/03/12(水)23:24:01 ID:x5Ak0JNru
ストレッチャーの乗せられ、車内で唸りながら病院に着くのを待ち、意識が遠くなりそうに
なった時…。こう、子宮が蠢くような感覚と共に、何が出るようなきがします。
また痙攣のような感じと一緒に、私の入り口から「赤みがかった半透明なゆでたまご」のようなものが
5?6個ぼろぼろと出てきました。病院に着く頃には、痛みも和らいで来ましたが
まだ意識は朦朧としていました。
(その水風船のようなものは救命士の方が
医師に手渡してくれたようです。)

9: 名無しさん 2014/03/12(水)23:24:31 ID:x5Ak0JNru
翌日のお昼近くになってから、
私は意識を取り戻し、医師にあれはなんだったのか。
という質問をしますと
医師「皮様嚢胞というより、胎児が分裂に失敗して
あのような形になる事があります」
私「でも、本当に心当たりがありません」
医師「そう気に病まずに、嚢胞の一種かも知れませんし
後で悪性でないか
どうかお知らせします」
結局、悪性ではないことがわかりましたが、
どうしてこうなったか、医師に尋ねても
「よくわからない」と言った返答しかありませんでした。

11: 名無しさん 2014/03/12(水)23:25:06 ID:x5Ak0JNru
そして、その一週間後。
またあの、リアルな夢を見ます。
立て続けに三日間も。
本当に怖くて、父母に相談した後、心療内科にもいってみましたが
「特殊な体験の後の、珍しい疾患を患った訳ですから、
悪夢をみてもしょうがない」とだけ言われ
薬の処方を薦められましたが、どうしてもそういう薬には抵抗がある為
なるべく考えないように、生活を送ることにしました。

そして三ヵ月後…。
また生理が止まり、婦人科にいきますと…。
医師「前回と同じ症状ですね」
私「…。」
とにかく私は、怖くて怖くて、すぐに摘出してもらうよう
頼むことにしました。
でも、前回は上手く出てきたからいいものの、
普通なら手術が必要ですし、「掻爬」もリスクが大きいので
薦められないとの事。
その一週間後、また前回のように痛み出し
意識が朦朧とする中、「ソレ」を排出…。
12: 名無しさん 2014/03/12(水)23:25:33 ID:x5Ak0JNru
気が狂いそうになりましたし、
理由もわからず、なぜこんな病気に罹ったのか
今でも私は、この病気に苦しめられています。
枷と鎖があった白骨は、お寺で供養したはずなのに…。
病気の発症と、妙な出来事が重なっただけかも知れませんが、
今も時折、あの「夢」を見ます。

そして、生理が今月も来ません…。
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