5: 底名無し沼さん 2017/09/16(土) 16:51:37.95 ID:VrBtTWCS.net
待たせたな: 

こんな話もある。 
場所は、四国;時代は、1980年代 

『七人ミサキ』という怪談話がある。似た話に『七人同行』というのもあり。 
この話にはいろいろなバリエーションがある。 
『七度までは、お前の妻を呪い殺す!』『七度、生まれ変わっても・・・!』など、 
7という数字は、あの世関係の話によく出てくる。四十九日とか。 

本場の高知で、その原型と思われる風習を見たことがある。 
山の中の集落(それほど小さくない)で葬列に出くわした。それじたい昔風だった。 
しばらくして、喪服を着た参列者が(自宅に帰っていくのだろうが)、四辻で立ち 
止まって、なにか儀式を行っていた。 

あとで、宿屋のおかみさんに尋ねたら、 
「ああ、あれはミサキおくり、ゆうんよ。お葬式のあとでな、四辻をとおってな、 
かえってくるとな、 
ミサキがついてきて、家の中にはいってくるけん、四辻でな、はらうんよ。」 
『みさき』って何?と尋ねると。 
「ミサキゆうんわな、まあ、おばけよ。オンザキさまゆうんよ。いきだおれに 
なった人の霊じゃいうひともおらい」 

(ミサキおくり、だったか、ミサキおくり、だったか記憶あいまい) 

民間伝承(風習)と「怪談」として流布された話とは違いがあるようだ。




18: 底名無し沼さん 2017/09/17(日) 11:44:10.90 ID:M3/F5sq1.net
こんな話もある。
場所は、比良山系;時代は、1980年ごろ

登山道でピトンを拾った。本体が平たく古いもののようだった。
うっすらと黒く錆びていたが、ボロボロというわけではない。
鍛冶屋で打ってもらった自作のものか?とも思われたが、泥をぬぐって
よく見ると、「H…. Austria」の刻印がある。
「うお!Holubarのか?」と盛り上がった。
一人が言った。「これ、持って帰ってもいいよね?」
皆でジャンケンをした。
ジャンケンで勝った男の子は、よろこんで、紐を通して
それをリュックから垂らして歩いた。
そのあと歩いていると、一人が言った。「おい、焦げ臭いぞ!山火事じゃないか?」
たしかに臭う。それぞれが周りを見渡したが煙は見えない。

さらに一人が言った。「あなたのリュックが臭うんじゃない?」
ピトンをぶら下げた男の子がリュックをおろして中を開けようとしたとき、
彼が叫んだ。「熱っついっ!なんやこれっ!」
ピトンが異様に熱くなっている。とても素手ではさわれない。
日光で熱せられてもこれほどにはならないだろう。
彼は紐をナイフで切って、そのピトンを地面の大きめの石の上に
のせた。「不思議だな・・・」すこしたって恐る恐る触ってみると、冷たい。
「まったく不思議だ」
彼は、今度はジレのポケットに入れて歩いていたが、また熱くなってきた
と言いだした。ピトンを地面のに放り投げた。
「これは持って帰ったらだめなんちやう?」「ほんまやで」
オレたちは、地面をほってピトンを埋めて去った。

24: 底名無し沼さん 2017/09/18(月) 13:29:38.13 ID:X3exzoiu.net
こんな話もある。
場所は、北海道;時代は、1978年頃らしい(人から聞いた話なので不明確)

登山中に謎の飛翔物体に遭遇したという話は多い。たとえばUFOのような。
大学で知り合った男性(当時社会人)も北海道の深い山で遭遇したという。
砂防ダムの堤の上で一休みしていると、遠く見渡せる沢の下流で動くものがある。
『おう、他にも登山者がいるのか。』と思って眺めていると、それは、
彼に向かって沢沿いにかなりの速度で近づいてくる。
よく見るとそれは、河原、沢の水面ギリギリの高さで飛んでいる。
黒い布のようなもので、それがひらひらとはためきながらどんどん近づいて来る。
音もたてないで、ダムの近くまでやってくると、それは、いきなり堤に登り上がる
ように上昇して、彼の頭上を上流に向かって飛び去った。
上流の方向を仰ぎ見ると、その「黒い一反木綿」は、沢の中に生えている木立の中に
消えていったという。
彼の上を飛んだ時も風を切る音などはしなかった。大きさは2メートル四方くらいで
厚さがあるようには見えなかったそうだ。

彼は言った。「それはな、上流の林に消えていったんだけど、そこは樹木が密に
生えてて、そんな大きさのものが飛んで入っていけるような場所じゃなかったん
だよね。」
「大きな鳥だったんじゃ・・」
「いや、それでな、その黒いやつがな、頭の上を飛んだときにな、『こんにちわ』って
話しかけたんだよ!」
オレは、かなりあせった。


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