自分の中にあるトラウマに長年苦しめられている人は、他の人へ聞いてもらうことも必要になる。これは心理学者のエレン・ヘンドリクセン氏が言っていることでありきちんとした理由も存在している。

もしも、あなたがトラウマに苦しんでいるのならば、エレン氏の言葉を信じて試してみてほしい。







1:協力を得ることが出来る

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トラウマの要因は様々であり、8年前の東日本大震災など強烈な記憶がフラッシュバックする事で精神の異常をきたすと考えられている。

また、近年の児童虐待なども子供の心に大きな傷を残すことになる。これらのものは長年トラウマを引き起こす可能性が高いが、同じ様な体験や経験をした人物と話をすることによって色々な面での精神的サポートや協力が得られるようになっていく。

これがこれまでの不安を取り除いてくれて、トラウマから脱出できるきっかけにもなっていくとエレン氏は語っている。

2:現実を把握する

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トラウマとなっていることを思いだす度にパニックになるという事が考えれるが、他人との会話を進めていくと自分に起った現実というものを客観的に見つめ直すことが可能となっていく。

思いだしたくない場面もあるだろうが、回数を重ねていく度に自分に何が起こり、どんな事に対して不安を感じているのかがわかってくる。

この事を完全に理解することによってトラウマとなっているものが自分から消えていくという考えである。

3:自分を見つめ直す

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エレン氏曰く、トラウマを持っている人間は人生のほとんどをトラウマによって支配されていることを自覚しなければいけない。

これは何をしても自分ではなくトラウマが先になっていて本来の自分を十分に引きだせていない状態となっている。人に話すことで自分のやりたい事や将来などを考える機会も増えて、トラウマ状態前の自分に近づくことが可能となっていく。

4:社会を受け入れる

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特に虐待を受けて育った人間は他人を信じられなくなるケースが多く、社会を受け入れられないという考えになっていく。孤独は余計な思想を呼び込んでしまい、ますます自分の中へ引きこもるだけとなるのでトラウマが消えることはないという。 そういった事をなくしていく為にも人との会話は必要不可欠となり誰かを信じるという気持ちを思いださせてくれる。

5:目的意識を持つ

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精神的に不安定な状態では自分の目的は何であるのかわからない場合が多くなる。どの部分がトラウマでありそれを克服する手段を考えるようになると、今まで見えなかった部分が自分の中に目覚めてくるという。

人と話していくと何かしらの知識が自分のものとなり精神的に成長と遂げることが簡単になっていくため、いつしかトラウマを乗り越えられる思想に変わっていくのだ。

自分のペースに合わせる

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エレン氏は最後にこのような言葉も述べている。

人と話すことはトラウマを克服する上では最も重要なカウンセリングでもあるが、自分の精神状態を見ながら実行してほしいと。

やみくもに他人との会話を行っても自分のペースでやらなければ更に症状は悪化する場合もあり、抜け出すことは難しいという。 トラウマを克服することは同じ様に長い年月をかけて行うことが大切であり、焦って行動をしても良い結果は得られないと言っている。

私達が抱える心のトラウマというものは人それぞれ持っていて、心を支配している割合が大きいか小さいだけである。

人と話すことは自分の共通の仲間を増やし、心の傷も共有できるかけがえのない友にもなっていく。

トラウマは簡単には克服など出来ないが、少しづつ心のしこりを取り除いていき、本来の自分を取り戻していこう。