9: 1/3 03/05/09 22:21
短い話ですが。大学に通うため、上京してすぐのことです。
高田馬場から徒歩15分ほどにある家賃3万円の風呂なしアパートに下宿を始めました。
6畳でトイレ、キッチン付きだったので、その当時としては割りと安かったと思います。
家具も家電製品もなく、布団とダンボール詰めの衣類だけの何にもない部屋で最初の一月は自炊をして我慢していました。

入居翌日、ひまをもてあまし部屋をうろうろ歩き回っていると、足裏にチクリと痛みを感じました。
木の棘か畳のささくれでもあるのかと確認してみましたが、特に何もありません。

数日後、部屋の中を移動している時、また足裏にチクリと痛みがありました。
今度は正確な場所が特定できたので、畳に顔を近づけてじっくり調べましたが、残念ながら何も見つけられませんでした。



10: 2/3 03/05/09 22:21
その後も何度もそのチクリにやられました。
部屋の中央から少しずれた位置に、そのポイントはあり、いつもは気をつけているのですが、たまに踏んでしまうのです。

ある日、慣れない大学生活にストレスが溜まり、いらいらしている時に、またチクリポイントを踏んづけてしまいました。やり場のない怒りが沸き起こり、足を大きく上げると、そこをドスンと思いっきり踏みつけました。
すると、踏みつけた足に激痛が走り、足の甲がみるみるうちに血に溢れました。
痛みが凄くてしばらくは動けませんでした。

ようやく足をあげると、どうやら足の裏から甲まで貫いて何かが刺さったようです。
ただ、肝心の刺さったものが見当たりません。
足の中に入り込んでいるようでもありません。

片足で跳ねながら、なんとか近所の病院まで行って治療してもらいました。
やはり何か鋭利なものが足裏から足の甲まで貫通していました。
医者に何度も怪我の理由を聞かれましたが、私も答えようがなく、相当不審がられました。

11: 3/3 03/05/09 22:22
その後、そのチクリポイントには「トラノオ」という観葉植物を置いて、絶対に踏まないように気をつけていました。
遊びに来た友人はみな邪魔がっていましたが。2年後、契約の更新時期に引っ越すことにしたのですが、ふと気になって畳をひっくり返して例のポイントを確かめてみました。

畳の下は板張りになっているのですが、例の位置に掘り込みがしてあって、出刃包丁を4分の1くらいのサイズにした、ミニチュア包丁がぴったりとはめ込んでありました。
サイズは小さいですが、造りは丁寧なもので高級なものに見えます。
その刃は錆びたように赤茶けていて、生臭い臭いがしたのでした。

12: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/05/09 22:25
>>9
こ、こわー。いわく付きの刃物だったのかな?
あと文章うまいね。

504: ウニ 03/05/13 02:27
だれか呼んだ?小ネタでも話すべぇか。
大学1年の夏の始めごろ、当時俺の部屋にはクーラーはおろか扇風機もなくて毎日が地獄だった。
そんな熱帯夜にある日電話が掛かった来た。夜中の一時くらいで、誰だこんな時間に!と切れ気味で電話に出た。

すると電話口からはゴボゴボゴボ・・・という水のような音がする。
水の中で無理やりしゃべっているような感じだ。

混線かなにかで声が変になっているのかと思ったが、喋っているにしては間が開きすぎているような気がする。
活字にしにくいが、あえて書くなら、ゴボゴボ・・・ゴボ・・・シュー・・・・ゴボ・・・・シュー・・・シュー・・・ゴボ・・・・ゴボリ・・・

いつもならゾーっするところだが、その時は暑さでイライラしていて頭から湯気が出ていたので「うるせーな。誰じゃいコラ」と言ってしまった。
それでも電話は続き、ゴボゴボと気泡のような音が定期的に聞こえた。
俺も意地になって、「だれだだれだだれだだれだ」と繰り返していたが10分ぐらい立っても一向に切れる気配がないので、いいかげん馬鹿らしくなってこっちからぶち切った。

505: 続き 03/05/13 02:28
それから3ヶ月くらいたって、そんなことをすっかり忘れていたころに留守電にあのゴボゴボゴボという音が入っていた。
録音時間いっぱいにゴボ・・・ゴボ・・・・シュー・・・・ゴボ・・・・気味が悪かったので消そうかと思ったが、なんとなく友人たちの意見を聞きたくて残していた。

それで3日くらいしてサークルの先輩が遊びに来ると言うので、そのゴボゴボ以外の留守録を全部消して待っていた。
先輩は入ってくるなり、「スマン、このコーヒー飲んで」自販機の缶コーヒーを買ってくるつもりが、なぜか『あったか~い』の方を間違えて買ってしまったらしい。
まだ九月で残暑もきついころだ。
しかし例の留守電を聞かせると、先輩はホットコーヒーを握り締めてフーフー言いながら飲みはじめた。

先輩は異様に霊感が強く、俺が師匠と仰ぐ人なのだがその人がガタガタ震えている。
「もう一回まわしましょうか?」と俺が電話に近づこうとすると「やめろ!」とすごまれた。
「これ、水の音に聞こえるのか?」青い顔をしてそう聞かれた。

「え?何か聞こえるんですか?」
「生霊だ。まとも聞いてると寿命縮むよ」

506: ラスト 03/05/13 02:28
「今も来てる。首が」俺には心当たりがあった。
当時俺はある女性からストーキングまがいのことをされていて相手にしないでいるとよく睡眠薬を飲んで死ぬ、みたいなこを言われていた。

「顔が見えるんですか?女じゃないですか?」
「そう。でも顔だけじゃない、首も。窓から首が伸びてる」

俺はぞっとした。生霊は寝ている間本人も知らない内に首がのびて、愛憎募る相手の元へやってくると聞いたことがあった。
「な、なんとかしてください」俺が泣きつくと、先輩は逃げ出しそうな引き腰でそわそわしながら「とにかくあの電話は掛かってきてももう絶対に聞くな。本人が起きてる時にちゃんと話しあうしかない」そこまで言って天井あたりを見あげ、目を見張った。

「しかもただの眠りじゃない。これは・・・へたしたらこのまま死ぬぞ。見ろよ、首がちぎれそうだ」
俺には見えない。引きとめたが先輩は帰ってしまったので、俺は泣く泣くストーキング女の家に向った。

以降のことはオカルトから逸脱するし、話したくないので割愛するが、結局俺はそれから丸二年ほどその女につきまとわれた。正直ゴボゴボ電話より、睡眠薬自殺未遂の実況中継された時の電話ほうが怖かった。

308: 1 of 3 03/05/11 11:37
幼稚園時代の俺は、園内でも超がつくほどの問題児だったらしい。
毎日のように先生を困らせ、何度も呼び出しを食らったと親は言う。
確かに先生に怒られていた記憶はあるが、昔の話なので断片的にしか覚えていない。
ただ、幼稚園の近くにあった不気味な「場所」はなぜか頭の片隅にずっと残っていた。
フェンスで囲まれたその場所は、ただ雑草が生えているだけだが、過去に起きた地震で、大勢の人が死んだ所だと小学校で習った。

それから18年。連休を利用して地元に帰ってきた俺は、たまたま幼稚園の前を自転車で通った。
幼稚園こそは昔のままだったが、雑草が生えているだけだったその「場所」には真新しい家が立ち並び、すっかり風景が変わっていた。
思わず足を止めて眺めていると、幼稚園バスが入ってきた。
バスには、忘れもしない、あの時の先生が乗っていた。

手のかかった園児ほど記憶に残っているものなのか、先生も俺のことを覚えており、18年ぶりの再会を喜んだ。
先生は、卒園後も俺のことを心配してくれていて、時々小学校へ近況を聞きに行っていたらしい。
職員室へ招かれ、しばらく昔の話で盛りあがり、当時のクラスメイトの話になった。
とはいっても、悪ガキだった俺には友達なんて数えるほどしかなく、唯一仲のよかったBの近況を尋ねてみた。

309: 2 of 3 03/05/11 11:38
「B君ね、13年前に亡くなったのよ。」
俺は、思わず「え!?」っと声をあげた。
しかし、次に先生が言ったことで、昔の記憶…思い出してはいけない記憶が蘇った。

「あの子、○○○(当時の「場所」のこと)にあったお地蔵さんで遊んでいたからねぇ…。もしかしたら…。」
確かに、当時はあの場所付近には大きな石碑が立っており、小さな卒塔婆も何本か置いてあった。

俺は、Bがそれを振り回して折ってしまったのを見ていた。
その俺も、お地蔵に石をぶつけて遊んでいたのだ。
俺は、あの「場所」について聞いてみた。

何でも、石碑は移動され、十分に供養した後に埋め立てらて、家が建ったらしいが、案の定何かが出るらしく、何回か人が入れ替わった後、ここ数年は買い手がついていないらしい。
もし、Bが祟られたとすると、次は俺かも知れない。
俺は、先生に挨拶して幼稚園を後にした。

310: 3 of 3 03/05/11 11:38
自転車にまたがると、俺はそこに立てられた真新しい家を見上げた。
3階建てのいい家だ。
その時、3階の窓が開いた。

今も空き家になっているはずなのに…?
それとも、つい最近になって買い手がついたのか?
窓からは、女の子が顔を出した。

15歳ぐらいか?こちらをじっと見ている。
気持ち悪くなった俺は、自転車のペダルに脚をかけた。
その時、確かに女の子はこう言った。

「次はお前だ。」

気がつくと、俺は必死で自転車を走らせていた。
後日、俺は近くの寺に行き、住職に相談した。
すると、住職はお払いをした後、こう言った。

君には、非常に恐ろしい危険が迫っている。
あの場所には、二度と近づいてはいけないと…。
次にあの女の子を見たときが、俺の最期だそうです。

314: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/05/11 12:19
確かに、言われてみれば地蔵さんって
子供のためのものだったなぁ…

640: 639 03/05/13 20:48
これは去年友達と4人で夏、怪談をした時の話です。
友人はY、K、Sとします。全員中学の頃からの仲間です。
飲み会の帰り、みんなでY宅で飲みなおした時のことです。
Yが「すごい話を仕入れた」というのでさっそくYから怪談が始まりました。
その話が今回のシャレにならない話です。
なるべく記憶を思い出してYが話したとおりに話します。
また、Yも聞いてもその後責任は取れんよといってました。
「俺もそんなよく聞いてなかったんだけど、この話しオチもないしよくわからない話なんだ」といい、話はじめました。

バイト先の人から聞いたそうです。
昭和の始めか大正の頃の話です。茨城県のある村?か町にエツコという女性がいました。
年は20くらいの女性を想像すればいいらしいです。明確には年もわからないので・・・・・その女性がある日、村のはずれで死んでいたそうなんです。
その遺体というのが異常で首がひん曲がったり、片方の腕はなかったりまた、着衣を身に付けていなかったそうです・・・・・・。
ともかく正視できない遺体だったようです。殺人事件だったようですが、目撃者などなくまた、昼間で人通りもそこそこある通りでの事件だったので謎のまま解決できなかったそうです。
葬式もすんだころ、、エツコさんの家で手紙がみつかったそうです。

641: 639 03/05/13 20:49
それはこんな内容でした。
今の言葉やなまりなどで言葉は現代風だそうです。

「私がまちがっていた。彼のことを理解することができなかった。私はやはり地獄に落ちるだろう。悔しい・・・・・悔しい・・・・きっともうすんだ事になる・・・・・・」

エツコさんの手紙でした。
エツコさんの友人に親が聞いてもエツコさんには親しい男性はいなかったといいます。
その後なぜか、手紙は消えてまた死んだ場所には小さな社?というかお墓のような祭るものがつくられたそうです。

そしてその村ではエツコという名前は禁止となり、この話もタブーとなったらしいです。

642: 639 03/05/13 20:50
以上が話しなのですが、変な話なだけで気味悪いのとちょっと怖いだけだと思います。

しかし、Yはこの話を聞いた後こんな体験をしたそうです。
それは、聞いてから3日後くらいの夜に起きました。寝苦しく夜起きたそうです。飲み物を飲もうと起きた時目の前の床に妙なものを見たそうです。
そしてイヤな音と声を・・・・・・ズリズリと音がして「ウウウゥウゥッゥウゥゥ」という声がしたそうです。
目を凝らすとそこには暗闇の中で這いずり近づいてくる中年くらいの男性の上半身のみだったそうです。
Yの部屋はベッドのすぐ横にドアがあったためすぐ出れて兄弟の兄をたたき起こしてもう一度部屋をみたそうです。

その時にはもうなにもいなかったそうですが。その後変わったことはないそうなのですが、Yに話したバイト先の人も毎日頭痛や、耳鳴りに悩まされたそうです。一週間くらいで直ったそうですが。

643: 639 03/05/13 20:51
そして、この話を聞いた自分にもあることが起きました。それは聞いてから3日目でした。
私の家は外階段を使って自分の部屋へ行くのですがいやにその日は鈴の音が耳に聞こえてきました。
その外階段を通ると聞こえてくるのです。周りをみても鈴はもちろん風鈴もありません。
7階にすんでいるので通行人の持ち物でもないようです。気味悪いのですがあまり気にしませんでした。

そんな日が3日くらい続きました。そして、その3日目の最後は夜、なぜかパッと目が覚めました。
4時くらいでしょうか・・・・私は寝る時熱いのがイヤなのでクーラーをつけて寝ていました。
クーラーには冷房を示す青いランプが光っています。
そしてそのクーラーの下に大きい姿見の鏡があるのですが、その姿見にランプで青白くなった光った白い服を着た女性が立っていたのです・・・・・・・・

つまり、私の頭の先のほうに立っているのです。

644: 639 03/05/13 20:51
ヤバイ!!と思いガバッと起きました。
金縛りなどにはかかっていませんでした。
見るとやはりいます・・・・・女性です・・・
大声をだそうにも何かのどがカラカラで声が出せませんでした。

すると、女性はスーーーと前に進みカガミの中に消えました。
いや、消えたというか・・・・ん~、なんといつかカガミの前で消えたんです。
もうその夜は下の階で朝まで一睡もせずテレビを見てました。
恐怖心というよりドキドキが強く信じられないものを見たって感じでとても寝ることなんてできませんでした。

そして、その夜友人たちに電話でこのことを話しました。すると、KとSも怖い体験に違いはあれやはりなんらかのことが起きてました。

次にまとめてみます

645: 639 03/05/13 20:52
Kの体験
5日目くらいから毎晩ベランダに人影(カーテン開けても誰もいないそうです)体調不良になりました。金縛りもあったそうです。

Sの体験
Yと同じく上半身のみ這いずる男性部屋の中に長い髪が大量に落ちていたこともあったそうです。

また、Kは何人かの友人にもこの話をしてその後聞いた体験談

Kの彼女(いうなよと思いました)
携帯電話に一度だけ女性の声で「うるま・・・・」という声。すごい嗄れ声だったそうです。うるまとは聞き間違えかもといったそうです。あと、夜お経のような音?声?が数日聞こえ怖かったそうです。食べ物の好き嫌いが変わったとも(関係ないとおもいますが)

Kの友人M(ケンカになったそうですKと。かなり恐ろしかったみたいです)
詳しくきいてないそうです。いきなり電話でどなりつけられたそうです。おおまかなのだと、自分と同じく女性の霊がでたようです。

Kの友人T(Mといっしょにきいたそうです、Kから話を)
一人暮らしだそうで、ちゃぶ台サイズのテーブルに夜女性が座ってて何かを口にはこんでいたそうです。2日目までガンバったそうですが、3日目からはTの彼女の家に寝泊りしたそうです。

Kの友人D
這いずる男性。中年じゃない気がしたらしい・・・・・詳しく聞きませんでした

646: 639 03/05/13 20:53
このほかにも体験談はあるにはあるんですが、どれももう聞くのがイヤで聞きませんでした。
しかも、不思議なことに全員(自分も含め)幽霊の顔をみていないんです・・・・
這いずる男の顔も中年とSとYは思ったそうなだけではっきり顔をみたわけじゃないみたいです。

ただ、雰囲気というか・・・・・・そんなかんじらしいです。
自分も長い髪から女性と思っただけで顔は見ていませんでした。
ちなみに、今も自分はカガミは普段裏返しにしています。
あと、共通点で現象は違えど、皆2週間くらいで長くとも現象は収まったそうです。

自分はもう途中から怖くなり関わりたくなくなり、この話は友人間ではご法度となってます。
自分の推察なんですが、この話オリジナルってほんとはもっと話が完璧というか・・・
ちゃんと意味が通じるようになってるんじゃないかな?よ、思います。

どこかで誰かがこの話はマズイと感じ肝心な部分を抜いてエツコさんの話をしたんじゃないかと・・・・
だから、幽霊の顔がみれないんじゃ・・・・・・
とくに、怖い事をされたわけじゃないし。どなたかオリジナルをしりませんか?
いや、知っていても自分はパスですが。

たぶん、ネット上なら何人か知ってる人いると思います。
最後に本当に人に話す時は慎重におねがいします。
責任はとれませんので。あと、自分とSは一切人に話してません。自分は今封を切りましたが

1001: 以下の記事もオススメです 2032/3/2(火)04:044:44.44 ID:usi32.com



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