133: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/25 19:42
母が2歳くらいの時の話。
40度近くの熱が3日間続き下がらなかった。
医者にも診てもらったが原因は判らない。
命が危ないと言われた4日目の夜にずっと看病してた祖母がある夢を見た。

母は奄美大島の山奥に住んでいたのだが、その近くで長い長い階段を登った所に古い神社がある。
祖母の夢は、神社の神様がでてきて、境内の下に育った草を潰して水に混ぜて飲ませなさい。という夢を見たのだ。

結局祖母は神様の言うことは聞かず、母の病気も治ったのだが、あの夢が気になった祖母は後日、神社の神主に境内の草のことを聞いてみたところ神主はこう言った。
「こんなの絶対飲ませてはいけないよ、これは毒草だから。」
祖母の夢に出てきた神様は死神だったのだろうか、考えるとゾッとします。

おわり。



134: ロクちゃん 03/08/25 19:43
やばかったね・・・。

141: 仮面の告白 03/08/25 20:03
これは私が体験した中でも最も恐ろしい体験談です。
私が小学6年生だった時のこと、低学年の頃から地元の児童会に入っていた私は毎年恒例の夏旅行である島に行くことになりました。
今思えば行く前から何か嫌な予感を感じていたように思います。

島に着き、和気藹々とした雰囲気の中昆虫採集などのレクリエーションをして楽しみ、本当にあっという間に初日の日は暮れてしまいました。
夜は旅の疲れも手伝うだろうと八時には消灯し就寝時間となりました。
しかしもう6年生ともなると八時など寝れようもなく、世話役の監視から解き放たれた私と馴染みの友人二人は旅館を飛び出しワケもなく夜の海を目指しました。

その夜は月がほんとうに夜空に電気を点けたように明るく、微かに聞こえるさざ波の音に私たちは興奮でいっぱいになりながら駆け出していました。
数分もしないうちに銀色の砂浜に着き、ひとしきり駆け回り、輝く波間を見つめながら女子の話などをして盛り上がりました。
暫くして会話が途絶えた時、友人の一人が海を指差し妙な事を言い出しました。
「なんかモヤってない?」

142: 仮面の告白 03/08/25 20:04
そのモヤは霧といいますか煙といいますか、広い海一面を薄黒く覆い何とも異様でした。
そのモヤは島特有の岸へ向かう浜風に煽られどんどん迫ってきました。
そのモヤが岸にあと10数メートルという時、私たちはソレに気がつき一斉に旅館へと駆け出しました。

黒いモヤの中に渦巻く霊、霊、霊。
必死で逃げましたが間に合わず、金縛りになると同時にその塊の中に吸い込まれてしまいました。
中は渦巻く怒号と暴力の嵐、噛み付かれ、蹴飛ばされ、醜い罵声に捲くし立てられながら、私たちはボロキレの様になり気が触れるのを必死で押し殺しながらただただ息をするばかりでした。

全身を暴打される激痛と、傷口を裂いてしまおうとする何本もの指と、狂気に叫び狂う恐ろしい言葉の重さ。
意識ももう完全になくなろうという時、ある地点で急に嵐が止みました。
「観、自、在、菩、薩・・・・・・」
深い闇を耳元で爆破するような神々しい読経の声が轟いたかと思うと私たちは急に涙が止まらなくなりました。
その涙は安堵からではなく、その霊たちの助かった、救われた、という思いが伝わり、何とも形容のしがたい、ただただ泣きたいという気持ちとして生じたのだと思います。

その後私たちは、やってきた一人の島の僧に旅館まで送って貰いました。
ボロボロの私たちは野犬に襲われたということになり、朝一で地元の病院へと運ばれ会は緊急解散となりました。
今日ここでこの話をしたのは、調度今年であれから十年目の夏ということで、あの霊達も成仏したろうと思い話した次第であります。

147: 転載1 03/08/25 20:28
バイク乗りの友人の話
その友人を仮にA(男)としよう。
Aはどっちかというとリーダー的存在だった。
みんなを引っ張っていくというより飄々とした感じの性格で、自然とまわりに人が集まるような感じの奴だった。

そんなAのバイク仲間の一人に、Bという男がいた。
Bはちょっとマイペースな性格で、ツーリングでも時々自分勝手な走りをしてAやみんなを困らせるような人だったらしい。
しかしどっちかというと気の弱い方で、根は悪い奴ではないので、仲間としてそれなりに付き合っていたという。

A曰く、「クラスに一人くらいはいるじゃん、悪気はないけど自分で気付いてないっていうか、天然っていうか・・・それほど仲いいってわけでもないけど悪いってわけでもない、そんな友人の一人」だそうだ。

148: 転載1 03/08/25 20:28
ある日、いつものように仲間とツーリングして、その帰りのこと。
すっかり日は暮れていた。
途中で自由解散となって、Aは帰りの方向が同じBと一緒に走っていた。

しばらくすると、前を走ってたBがいきなりウインカーをだして、一軒のファミレスに入っていった。
Aは(・・・またか、しかたねーなー)と思いつつ、Bについていった。
Bは、トイレから出てくると、「ごめん、なんか喉乾かねえ?」と笑いながら席に座った。
Aは(お前トイレいってんじゃん)と苦笑しつつ、店員を呼んだ。
えらく無表情な店員がやってきて、「いらっしゃいませ」と、テーブルの上の、オススメが描いてある紙の立て札を見せつける。

それにはパッションフルーツドリンクが描いてあった。
Aはめんどくさかったので、「ああ、じゃあこれ一つ」と言うと、Bも「あ、じゃあおれもそれ」と続ける。
「パッションフルーツドリンクお二つですね」と店員は冷ややかに答える。

149: 転載3(上は2ね) 03/08/25 20:29
Aは、なぜかやけに眠気を覚えていた。
Bは、そんなAにお構いなしに、たわいもないことを話しかけていた。
いつもはそれほどおしゃべりな方ではないそのBの態度が少し怪訝に思えてきた。

いつの間にか、目の前には、真っ赤なパッションフルーツドリンクが来ていた。
少しうとうとしながら、Bの話に適当に相槌をうってると、「おいA!ちゃんと聞いてるのか?」
Bの思いがけない口調にAは驚いた。
「き、聞いてるよ」
いつもの気の弱そうな彼とはうって変わった厳しい口調で続ける。
「Aはいつもそうだ。おれのいうこと全然聞いちゃいない。おれのことなめてるだろ?」
「そ、そんなことねえよ・・・」
なぜか眠気はやまない。

「嘘付け!お前らいつもおれの陰口を言ってるんだろう?!」
Bはどんっ!とテーブルを叩いた。
その反動でドリンクがぶちまけてしまう。
ジュースが服にかかって真っ赤に染まる。
が、冷たくない。むしろぬるいくらい。
Aはジュースを拭こうとするも、あまりにもの眠気で体が思うように動かない。
見ると、Bの服も真っ赤に染まってしまっている。
Aは、必死に眠気に抗いながら答える。

「陰口なんか言ってねえよ!仲間じゃねえか!」
事実、Aは性格上そういう陰口とか大嫌いだった。
「ほんとか?仲間なんだな?」
「あたり前だ!今日も一緒に走っただろ?」
「じゃあ、帰りも一緒に走ってくれるんだな?」

その時Aはなぜか、(やばい!)と思った。
次の瞬間、Aの携帯が鳴った。
さっき別れた別の仲間からだった。
眠気の中、必死に携帯に出ようとする。
「・・・走ってくれるんだろ?」
Bは、目をかっと見開き、、すさまじい形相でAを見据えながら聞く。
「お前もこいつ(携帯の相手)も仲間だ!」
Aは思わず叫ぶ。
やっとの思いで携帯の通話ボタンを押す。

携帯からは、何故か、両親が自分の名前を呼んでいる声が聞こえた・・・

150: 転載4 03/08/25 20:29
・・・Aは、病室で目覚めた。
ツーリングの帰り、AとBのバイクが接触し、転倒したらしい。
下りの坂道で、二人からまって道路から落ちるような形だったそうだ。
二人とも生死の境をさまよう程の大怪我を負い、Aは奇跡的に生還し、Bは、Aが目覚める前に息をひきとったという・・・

終わり

641: 夏の朝 03/08/28 08:32
3年程前の夏、朝早く出勤しなくてはいけない日があって5時頃、駐車場に向かったんだ。
車を停めてある月極駐車場の隣が公園なんだけどふと見ると、真ん中辺りのベンチに真っ赤なスーツを着た人が座っている。
なんか変な人だなぁ、とは思ったが急いでいたので、チラっと見ただけで駐車場の敷地に入ろうとした。

「すいません。今何時ですか?」
突然背後から女の人の声が・・・。
振向くと、その真っ赤なスーツを着ているんだ。
一瞬、背中がゾクっとした。
いつの間にこんなに近づいてきたんだ?でも、顔は普通に人にものを尋ねるような表情だった。
困ったような、申し訳ないような・・・。

「ああ、今5時を少し回ったくらいですよ。」
俺も腕時計を見て、そう答えた。
するとその女は急に、にやぁ~と表情を崩した。
「あなた・・・・だ・・・・ぶ、あ・・・・ない」
何かつぶやくように言うと、くるっと踵を返して公園の方へ戻ったんだ。

視線をふと、下に移して焦ったよ。
丁度、女の人が立っていたあたりのアスファルトに、大量の血がこぼれている。
今しがたこぼれ落ちたようで、しかも鉄のような匂いが鼻をついた。
(つづく)

642: 夏の朝 03/08/28 08:34
(つづき)
俺はもう慌てて車に飛び乗り、急発進させたんだ。
それから会社に着くまで、何かから逃げるように車を走らせた。
よく事故を起こさずに済んだと思うと不思議だ。
会社に着き車から降りようとしたとき、助手席のシートに目がいった。

白い紙切れが置いてある。
開いてみるとこう書いてあった。
「あなたはだいじょうぶ。あなたじゃない。」
あの女の人がつぶやいていた言葉だった。

その日、まだ明るいうちに家に帰ることが出来た。
恐る恐る駐車場まで戻ったんだけど血の跡は一切残っていなかった。
それ以来、その女の人を見ていない。
でももし、俺が「あなた」だったなら、どうなっていたのか・・・。
彼女は誰を探しているのか、まだ何処かで探しているのかもしれない。

968: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 05:03
体験談です。
怖い話というのとは違うかも知れませんが。

もよりのS駅で10年くらい前のこと、昼下がり、ホームで電車を待っていたら、すぐ前にいた女の人が、すーっと前に進んだかと思うと、通過の急行列車に飛び込んでしまいました。
が、飛び込み方が悪かったのか、電車とホームの間に挟まれて、一瞬、くるくる回りながら、電車にひきずられる上半身が見えましたが、すぐに視界から消えました。
えっと思って、電車の通り過ぎた線路を探すと、女の人の上半身が、線路わきの溝のようなところに、まるで座っているように見えました。

969: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 05:04
生きてる?と思いながら、近づこうとすると、「見ないで!」と、その女の人に言われました。
すぐに気がついたんですが、女の人には手も足も無くて、線路際で、たまたま身体が起きた姿勢になっていたんでしょう。
目を背けようとしたその瞬間、その半身は倒れました。

それから、すぐに、ホームにいた他の人が呼んだらしく、何人かの駅員が駆けつけて来ました。
「ダメだ...。」
という声が聞こえました。
すると、自分が聞いたあの声は、いまわの際の声だったんでしょうか。
女の人は、褐色のシートに包まれて、運ばれて行きました。

970: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 05:05
今となっても、その人の、不思議に無傷だった顔を、よく憶えています。
目が綺麗な人でした。

そして、不思議なことですが、夢の中で、その人に何回か会いました。
普通に話しを交わしたり、デート?のようなものをしたり...。
何年かに一回なんですが、忘れかけた頃に、その人の夢を見ます。

973: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 05:24
>>970
持ってかれるぞ

974: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 05:35
>>970
いろんな意味で
吸い取られるぞ

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