12: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 14:55
以前ブランコとかの話を書き込みした者です。
すげぇ~久しぶりに書き込みします。

6年ぐらい前の夏の日の話だ。
俺は会社の同僚達と飲みにいって、帰路についたのはもうAM1:00過ぎだった。
俺の住んでいたマンションは会社からも、皆で飲んでいた飲み屋からも近く皆がタクシーを拾って帰っていくのを見送ってから、一人で歩いて帰ることにした。

夏の夜のクソ暑さとアルコールのせいで、少し気分が悪くなった俺は、近くのビルの非常階段の陰で少し吐いちまおうとふらふらとビルの方に歩いていった。
非常階段はよくある螺旋状になったもので、その上り口には小さな門が付いていて一応鍵が掛けてあるようだった。

非常階段の下まで辿り着き、盛大なカーニバルを終えてスッキリした俺は非常階段の上からなんだか話し声が聞こえたような気がしてふと上を見上げた・・・



13: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 14:55
瞬間話し声は途絶えて、階段の上の方7階とか8階位の高さからこっちを見下ろす若い女の子(中学生とか高校生くらいに見えた)の姿が見えた。
一瞬頭の中が???だらけになったものの、こんな時間のオフィスビルに少女がいるというのはどう考えても普通ではない、それに階段入り口の門には鍵が付いてた。

なんかイヤな感じがした俺は上を向いたまま声を掛けた。
「ねぇねぇなにやってんの?こんな時間に勝手にそんなとこ上っちゃダメだって!!」
少女は俺の声など聞こえないとでも言うように、下にいる俺を見下ろしている。
「やばいなぁまさか自殺でもする気じゃねぇ~だろうな」
こんなところで俺の目の前で自殺でもされたら一生トラウマになっちまうし、逆恨みされてあとで「出てこられる」のも御免なので
(なんども体験してるからな)

14: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 14:56
仕方なく俺は階段を上って上に行こうと思った。
思ったとおり、門には鍵が掛かっていたが門自体がたいした高さじゃないので、よじ登って階段を上り始めた。
上りながら上を見上げると階段の隙間から少女の姿が見える。

スカートの中身も見えたりして・・・などと思いながら、「おーい今行くからさちょっとそこで待っててよ」などとなるべく軽い調子で話しかけてみたが、相変わらず返答はナシ。

あとちょっとってとこまで来たときに、もう一声掛けようと上を見上げると少女の姿が見えない!!まさか飛び降りた!?咄嗟に下を見下ろしたが人が倒れている様子はないし、第一こんな夜中に人がビルから飛び降りれば衝撃音が聞こえないってことはないはずだ。

俺は少しパニくりながらも、いなくなった少女に声を掛けながら階段を上り続けた。
そして少女がいた場所まで来て、俺は凍りついた・・・
しおれた花束・タバコ・線香・・・

15: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 14:56
やばいっ!!
と咄嗟に事態を飲み込んだ俺は階段を駆け下り始めた。
下り始めた直後(4~5段)いきなり後ろから声が聞こえた。

確かに女性の声ではあるが空気漏れしているような声で何を言っているのかは全く判らない、もちろん後ろなど振り返れない!!
俺はガクガク震える膝で必死に階段を下りた、
カツンッカツンッカツンッカツンッ
女性のヒール特有の音が後ろから聞こえる・・・
明らかに誰かが階段を下りてくる。

俺は耐え切れずに上を見上げた・・・

16: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 14:57
いた・・・
さっきまで俺を見下ろしていた少女の姿が階段の隙間から見える、
そして靴音のテンポとは裏腹にもうすぐそこまで来てた・・・。
俺は必死で階段を転がるように下りきり、門に飛びついてよじ登った。

その足をグイッと引っ張られた。
俺は絶叫しながら足をばたつかせて、なんとか振りほどくとそのまま走った。
後ろの門から1度だけ「ガシャンッ」という衝撃音が聞こえたが、それでお終いだった・・・と思っていた。

17: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 14:58
とてもじゃないが歩いて帰る気力が無くなった俺は駅前まで行き、タクシーを拾って家まで帰った。
マンションの前でタクシーを降り、エレベーターに乗り込もうとした俺は見ちまった。

ボタンを押してもいないのに下ってくるエレベーターの監視カメラに映るあの少女の姿を・・・。
その晩、そのままマンションから逃げ出した俺は友人のうちの転がり込んで、一晩を明かした。

それから、あのビルで少女を見かけることも無いし、あの階段に近寄りもしなかったが、その日から異動がでて転居するまでの1年間、マンションのエレベーターは使わなかった。

47: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 17:33
会社の部下の話なので書くのをためらいましたが、あまりにも不可解なことなのでここに書くことにします。
自分は工場で働いてるのですが、先日その工場で大きな事故があり、部下が巻き込まれました。

詳しくは書けませんが、右腕の肩から先が切断され、右足も繋がってはいるものの、回復は不可能と言うことで切断を余儀なくされるほどの大きな事故でした。
彼は意識不明で、救急車で病院に運び込まれたときはかなりヤバイ状態ということで、処置のおかげで一命は取りとめたものの、依然意識は戻りませんでした。

自分は責任者なので、その夜は彼に付き添って病院で明かすことになりました。
まだ面会謝絶ということで、部屋の外で待機し、上層部との連絡に追われていた自分も相当の疲労からか、いつしか部屋の外のベンチで寝てしまいました。

48: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 17:33
夜中に人の声がして目が覚めました。
時計は3時を指してたことを覚えています。
その声は、昏睡状態の部下がいる部屋から聞こえる気がしたのでドア越しに覗いてみると、なんと彼が起き上がってベッドに腰掛けてるのです。

そこで、すぐに部屋に入って言葉をかけようと思ったのですが、なんか様子が変なのです。
彼が、ベッドに腰掛けたまま誰もいない空間に向かってしきりに何か話してるんです。
携帯電話かと思いましたが、そんなものは持ってませんでしたし、あるはずもありませんでした。

内容が聞き取りにくかったので、そっとドアを開けて聞くと、いよいよその異常な状況がはっきりとしてきました。
「はい・・・・ええ、そうです」
「ここから先を引き裂けばいいわけですか・・ええ」
「はい、だいぶ生えてきました。腕の上がまだ」
「足も2ヶ月で生えてくるんですか、ありがとうございます」
このようなことを彼は、身動きひとつせず、部屋の上の方を見ながらずっと喋り続けていたのです。

49: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 17:34
普通なら意識が戻ったと喜ぶところなのですが、そのあまりの異常な状況に逆に身動き1つ出来なくなってしまいました。
そして次の瞬間
「はい・・ええ、ちょっと待ってください。今誰か見てる奴がいますが」
と彼は言ったのです。

背筋が凍りました。
まさか自分のことを言ってるのか。
普段なら私のことを「奴」だなんて絶対に言うはずがありません。
しかも、それを言う間も彼は全く動かないのです。

私は恐る恐る彼の名前を呼んでみました。
すると、突然彼が喋るのをやめ、沈黙が流れたかと思うといきなり「おい!」とそのままの向きで言ったのです。
自分はその場から逃げていました。
怖くて気がどうにかなりそうでしたが、とりあえず宿直の看護婦のところへ行き今までのことを全部話しましたが、当然請け合ってもらえず、とにかく意識が戻ったのなら病室に行こうということになりました。

50: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 17:34
病室に戻ると、彼はベッドの中で寝込んでいました。
看護婦が一通りチェックくしたあと、私に一言「意識、戻ってませんよ」

そんなばかな、さっきまで起きて喋っていたんだ。
といっても全く信じてもらえません。
現在彼は意識も戻り退院してますが、あの夜そんなことを言っていたことは覚えていないということです。

80: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 19:19
怖い話投下しますよ?
夏だ、ということで友達と山登りに行きました。
でも、今年は冷夏だし、その上に天候も悪くなり、気温が低く(そんな高い山でもないんですが)なってきて、一応、山小屋で休憩してました。
そのうち、霧っぽい雨が降り出して、もう少し休もう、ということで皆うとうとしはじめまして、自分だけおきてたんです。

なんか、雪女とか、雪山(夜にも奇妙な・・)とか思い出して、ひとりで怖がってると、前の登山者が残したと思われる落書きを発見。
「結婚したかったよねみつこ」
不気味だな、と思いながら自分もうとうと。

なんとか天候も回復し、下山。近くの民宿で一泊。
宿の主人と仲良くなり、夕食の席でその落書きについて聞いた見た。

81: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/08/30 19:23
(続き)
すると、主人が語り始める。
「みつこってのは・・・」
なんでも、みつこさんはこの辺の地主の娘らしい。
しかしつい最近、若い男に襲われ今はそのショックで病院にいるという。

しかしほんとにガクブルだったのは次のひとこと。
「でな、その山小屋で男が首つってたのよ、そんでさ降ろすの手伝いにいったけど、まだ縄はついたままなんだよ、見なかったかい?」
そういえば、上に何かぶらさがってたような・・・。
今思い出すとそこまで怖くないですが、そんなところで寝てたとは・・・、

とその夜は男四人、身を寄せ合ってガクガクブルブル・・

102: 1/4 03/08/30 21:09
ああ、夏が終わる前にすべての話を書いてしまいたい。
もう書かないといった気がするが、そうして終わりたい。
俺色々ヤバイことしたし、ヤバイ所にも行ったんだけど幸い、とり憑かれるなんてことはなかった。
一度だけ除けば。

大学1年の秋ごろ、サークルの仲間とこっくりさんをやった。
俺の下宿で。
それも本格的なやつ。
俺にはサークルの先輩でオカルト道の師匠がいたのだが、彼が知っていたやり方で、半紙に墨であいうえおを書くんだけど、その墨に参加者のツバをまぜる。
あと、鳥居のそばに置く酒も2日前から縄を張って清めたやつ。

いつもは軽い気持ちでやるんだけど、師匠が入るだけで雰囲気が違ってみんな神妙になっていた。
始めて10分くらいしてなんの前触れもなく部屋の壁から白い服の男がでてきた。
青白い顔をして無表情なんだけど、説明しにくいが「魚」のような顔だった。

103: 2/4 03/08/30 21:10
俺は固まったが、他の連中は気付いていない。
こっくりさんこっくりさんと続けていると、男はこっちをじっと見ていたがやがてまた壁に消えていった。
消える前にメガネをずらして見てみたが、輪郭はぼやけなかった。
なんでそうなるのか知らないが、この世のものでないものは裸眼、コンタクト関係ない見え方をする。
内心ドキドキしながらもこっくりさんは無事終了し、解散になった。

帰る間際に師匠に「あれ、なんですか」と聞いた。
俺に見えて師匠が見えてないなんてことはなかったから。
しかし「わからん」の一言だった。

その次の日から奇妙なことが俺の部屋で起こりはじめた。
ラップ音くらいなら耐えられたんだけど、怖いのは夜ゲームとかしていて何の気もなく振りかえるとベットの毛布が人の形に盛りあがっていることが何度もあった。
それを見てビクッとすると、すぐにすぅっと毛布はもとに戻る。
ほかには耳鳴りがして窓の外を見ると、だいたいあの魚男がスっと通るところだったりした。

104: 3/4 03/08/30 21:11
見えるだけならまだいいが、毛布が実際に動いているのは精神的にきつかった。
もうゲッソリして師匠に泣きついた。
しかし師匠がいうには、あれは人の霊じゃないと。
人の霊なら何がしたいのか、何を思っているのか大体わかるがあれはわからない。
単純な動物霊とも違う。
一体なんなのか、正体というと変な感じだがとにかくまったく何もわからないそうだ。
時々そういうものがいるそうだが、絶対に近寄りたくないという。
頼りにしている師匠がそう言うのである。こっちは生きた心地がしなかった。

こっくりさんで呼んでしまったとしか考えられないから、またやればなんとかなるかと思ったけど、「それはやめとけ」と師匠。
結局半月ほど悩まされた。
時々見える魚男はうらめしい感じでもなく、しいて言えば興味本意のような悪意を感じたが、それもどうだかわからない。
人型の毛布もきつかったが、夜締めたドアの鍵が朝になると開いているのも勘弁して欲しかった。

105: 4/4 03/08/30 21:11
夜中ふと目が覚めると、暗闇の中でドアノブを握っていたことがあった。
自分で開けていたらしい。

これはもうノイローゼだと思って、部屋を引っ越そうと考えてた時、師匠がふらっとやってきた。
3日ほど泊めろという。
その間、なぜか一度も魚男は出ず怪現象もなかった。

帰るとき「たぶんもう出ない」といわれた。
そしてやたらと溜息をつく。
体が重そうだった。
何がどうなってるんですか、と聞くとしぶしぶ教えてくれた。

「○○山の隠れ道祖神っての、あるだろ」
結構有名な心霊スポットだった。
かなりヤバイところらしい。
うなずくと、「あれ、ぶっこわしてきた」絶句した。

もっとヤバイのが憑いてる人が来たから魚男は消えたらしい。
半分やけくそ気味でついでに俺の問題を解決してくれたという。
なんでそんなもの壊したのかは教えてくれなかった。
師匠は「まあこっちはなんとかする」と言って力なく笑った。

元スレ:https://hobby4.5ch.net/test/read.cgi/occult/1062205735/