1: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:11:14 ID:sMe
源氏物語のぐう聖とぐう畜で打線組んだ
ぐう聖
1 紫の上の母方のおばあちゃん
2 源氏の母方のおばあちゃん
3 藤壺女御
4 源氏の父親
5 源氏の母親
6 冷泉帝
7 夕霧
8 惟光
9 明石の上の母親

ぐう畜
1 髭黒
2 紫の上の父親
3 弘徽殿女御
4 源氏
5 六条御息所
6 頭中将
7 宇治八宮
8 女三宮
9 紫の上の父親の正妻

引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1579860674/







2: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:11:31 ID:sMe
紫の上の母方のおばあちゃん

大納言だった夫と死別後、一人娘を大切に育てる
一人娘が子供を産んで亡くなると、その忘れ形見(紫の上)を娘同様大事に育て、
孫娘の父親から「うちで育てるから引き取らせて」と要請されても、
「娘をいじめて死なせた意地悪なご正室と異母きょうだいたちに侮られて育つのは孫娘が可哀想だから」と
全く取り合わなかったほど孫娘に愛情を寄せ、その将来を気遣っていた
源氏の求婚に対しても、孫娘への愛情から存命中は首を縦に振らなかった

3: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:11:43 ID:sMe
源氏の母方のおばあちゃん

大納言だった夫と死別後、一人娘を大切に育てる※この設定は紫の上とそっくり同じ
娘が後宮でほかの妃たちに比べて見劣りしないようにと心を配り、
娘が帝から愛されすぎるあまり若くして他界すると
「陛下の愛情が娘を死なせたのです(直球)」と時の最高権力者を批判する気概も見せた
娘の死後は残された源氏の養育に心を配り、
数え6歳だった源氏がその死を深く悲しむほど愛情をもって育てた
※この二人は人柄も立場もエピソードもうつし鏡のようにそっくり

4: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:11:54 ID:sMe
藤壺女御

先帝と皇后の皇女で、非の打ちどころのない立派な女性
母を亡くした源氏に対しても優しく接し、弟のように可愛がっていた
源氏と男女の関係になり不義の子をもうけるが、
その後は帝に対しても源氏に対しても双方が恥ずかしい思いをせぬようにと心を砕いた
源氏と自分の息子を政敵から守るために若くして出家し、二人を右大臣一派から守り抜いた
彼女の慈愛は庶民にまで及んだと没後物語の中で語られる(なのに死後義理の息子と密通した罪で地獄落ち)

5: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:12:05 ID:sMe
源氏の父親の帝

若い頃は桐壺更衣を盲目的に愛しその結果多くの人を不幸にしたが、
彼女の死後賢人として覚醒
溺愛する源氏を王位継承争いから守るために臣籍降下させ、
その代わりに身分高く人柄の優れた女性をその妻にさせる
息子が後妻と密通し子をなしたことを承知の上で、
源氏には昔と変わらぬ慈父として接し、死後もずっと源氏を見守り続けた

6: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:12:16 ID:sMe
源氏の母親

華やかな顔立ちの美人で、ちょっとした言葉にも知性とセンスがあり、
音楽のたしなみも備え、「心ある人ならば彼女を憎く思うことは決してなかった」という人柄のよさ
後宮でほかの女性からいじめられても、帝や後宮の女性たちに対して恨み言を残すことはなかった

8: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:12:30 ID:26L
>>6
死んだやつ?

10: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:12:54 ID:sMe
>>8
源氏で一番最初に死ぬ登場人物

15: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:13:32 ID:26L
>>10
父親ってだれなん?

17: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:01 ID:sMe
>>15
父親は源氏や
正妻の葵上との間にできた源氏の表向きの長男

7: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:12:25 ID:sMe
冷泉帝

源氏の不義の子
臣下から源氏が実父であると聞かされ、
自分は帝位にふさわしくない凡庸な人物であり、源氏こそ帝にふさわしい人物と
源氏に帝位を譲ろうとする
源氏の辞意で実現しなかったが、
代わりに源氏と同じくらい立派な人間になることを目指し、
その治世は古の聖帝にも準えられた

10: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:12:54 ID:sMe
夕霧

父親が権力者でありながら、
そのコネは決して使わず己の力で臣下として最高の位までたたき上げた実力家&苦労人
父親に似ず女性に対しては真面目で、
子供のころから一緒に育った女性と恋愛結婚、
親友の没後は親友の未亡人を妻に迎え、
その二人に対して平等に接した

11: ■忍【LV1,じごくのハサミ,FZ】 20/01/24(金)19:12:55 ID:sF7
末摘花すこ

12: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:13:08 ID:yfP
光源氏さえいなけりゃ頭中将は畜生化しなかったから・・・

13: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:13:13 ID:sMe
惟光

源氏の乳兄弟として、陰に日向に源氏を支えた
源氏が流刑にあっても決して見捨てることなく付き従い、
源氏の息子や孫に対しても忠実に仕えた

14: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:13:23 ID:sMe
明石の上の母親

夫が(一族再興の野望を実現させるため)近衛中将の地位を捨て受領となったのちも
彼を見捨てることなく付き従い、一人娘を都の貴婦人にも劣らぬ立派な女性に育てた
娘が源氏におもちゃにされるのではないかと娘を心配する一方で、
孫娘の将来を案じて娘に孫娘を手放すことを助言するなど愛情深く、思慮深い女性
娘と孫娘の出世後
「野望が実現したから世捨て人になるわ。今までありがとう」という夫の手紙を読み、
娘に対して
「貴女のおかげで身に余る幸せを得られましたが、同時に貴女の為に悲しい思いもすることですよ」
と夫への変わらぬ愛情も見せた

17: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:01 ID:sMe
髭黒

大した人物ではないが妹が皇太子を産んだため出世
ブ男の分際で当代きっての美人を妻にし(※しかも結婚は強姦まがいの強引なものだった)
そのために糟糠の妻と娘を見捨てるぐう畜ぶり
ワイが源氏で一番嫌いな男の登場人物

19: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:25 ID:sMe
紫の上の父親

「女性なら立派な人物だっただろう」と源氏に評されるほど主体性はMUR同然の人物
怖い正妻の尻にしかれ、
その正妻を恐れるあまり浮気して作った娘(※紫の上)に対しても父親としての愛情を見せなかった
正妻との間の娘が夫の浮気で実家に戻ってくると、一緒についてきた孫娘の前で
源氏の悪口を言いまくる思慮浅い人物でもある

20: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:34 ID:sMe
弘徽殿女御

言わずもがな、源氏物語最強最悪の悪役
身分の高さを鼻にかけ、夫の愛を奪った桐壺更衣をいじめまくり死に至らしめる
彼女の死を宮中の心ある人が悲しむ中、
宴会をひらいたり演奏会をひらいたりやりたい放題
桐壺更衣に対しては「死んでからも他人様の気分を悪くさせるようなご寵愛ぶりですこと」と、
死んだ人の悪口を言うなんてこいつ本当に日本人か?と思わせる凶悪ぶり
源氏に対しても憎しみを募らせ、自分に似ず気の弱い息子を利用してまで彼と対立した

22: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:55 ID:26L
>>20
こいつのせいで源氏左遷したとかなんとか

24: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:15:54 ID:sMe
>>22
政敵の娘(弘徽殿の異母妹)に手を出した源氏にも非があるからしゃーない
なお父親の右大臣は源氏を婿にしてもいいのではと考えていたもよう

21: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:43 ID:sMe
源氏

美形で身分も高いのをいい事にやりたい放題
こいつとかかわった女性はたいてい不幸になっている
こいつのおかげで幸福になった女性を挙げる方が楽なほど(明石、花散里、末摘花くらい)

23: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:14:59 ID:sMe
六条御息所

当代きっての貴婦人だが年下の恋人にすげなくされたのがきっかけで生霊に
源氏とかかわった女性の多くを呪い殺したり病気にしたりした
ワイはこの人は悪くないと思うが、夕顔と葵が呪い殺され、
紫の上と女三宮が病気になったかと思うと(擁護は)ダメみたいですね

25: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:16:12 ID:sMe
頭中将

源氏と並び立つ当代きっての貴公子とされるが、
正妻も夕顔も不幸にし、
思慮の浅さで子供たちも不幸にした(個人的には髭黒と並んで)褒められない人物

26: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:16:31 ID:sMe
宇治八宮

表の顔は俗聖(在野の仏道者)、裏の顔は……
妻一筋と思わせて妻に仕えていた妻の姪に手を出し、
子供まで作りながらその子と母親をほったらかしたネグレクト野郎

27: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:16:41 ID:sMe
女三宮

数え3歳の時母親を失い父親に母無し子と溺愛されスポイルされた事を除いても、
擁護できないほどのMUR
彼女のせいで多くの人が不幸になったにも関わらず、
本人はその責任を負うことなく出家して逃げ切ることに成功
言うまでもなくワイが源氏で一番嫌いな女の登場人物
(彼女が弘徽殿女御の孫娘であることを考えると、悪役として書かれるのは致し方ないことだが)

28: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:16:54 ID:sMe
紫の上の父親の正妻

嫉妬深い女性で、夫の子を宿した夫の浮気相手をいじめぬき、死に至らしめた
娘婿の髭黒の浮気が原因で娘が出戻ると、彼女と彼女の娘の前で源氏と紫の上の悪口を言いまくる陰湿ぶり

29: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:17:34 ID:26L
源氏って女性関係以外はどうなん?

31: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:18:09 ID:sMe
>>29
政治家として、貴公子としては有能
特に風景画は専門家がはだしで逃げ出すくらい

30: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:17:42 ID:NDQ
お前ワイの古典の先生やな

33: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:19:13 ID:26L
登場人物全員美人なんか?

37: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:19:43 ID:yfP
>>33
末摘花「せやで」

38: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:19:54 ID:sMe
>>33
作中で不美人とされているのは
花散里
末摘花
くらいやな
でも容姿も性格も醜いsyamuのような登場人物は源氏には一人も出てこない

39: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:20:41 ID:26L
ぶっちゃけ誰が勝ち組だったんだ?
紫?

41: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:21:02 ID:Jpa
>>39
げんじやぞ
まぁ落ち目にはなったが最後まで勝ち組やろ

42: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:21:08 ID:sMe
>>39
明石一族
明石入道とその妻と明石の上と明石中宮

43: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:22:31 ID:26L
源氏物語って古文でやったときのしか知らんが
光源氏以外の主人公verあんったな

45: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:23:49 ID:Xhx
源氏の親父案外いい奴で草

46: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:24:28 ID:sMe
>>45
ワイは好きや
源氏と違って憎めん
源氏と違って不倫した妻も間男もいじめんかったしな

48: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:26:08 ID:Jpa
ワイ雲隠れの巻まで読んでるけど
雲隠れにもっとぐう畜おるやろ

51: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:27:14 ID:sMe
>>48
雲隠の原本が残ってるなら読みたい
室町時代まではあったらしいけど

52: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:27:48 ID:26L
>>51
原本って全部残ってるんじゃないのか

54: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:29:06 ID:sMe
>>52
紫式部の書いたとされる自筆はなくなっとるんや
現在残っている巻だけはなかっただろうというのが定説
宇治十帖の続きもあって、薫と匂宮の子供世代まで書かれていたらしい

57: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:29:48 ID:sMe
ゴメン文章滅茶苦茶や

紫式部の書いたとされる自筆はなくなっとるんや
〇現在残っている巻だけではなかっただろうというのが定説
宇治十帖の続きもあって、薫と匂宮の子供世代まで書かれていたらしい

58: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:30:34 ID:sMe
雲隠に関しては学者の間でも真っ二つや
書かれた説と書かれなかった、巻の名前だで源氏の死を暗示した説ふたつがある

61: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:32:03 ID:26L
源氏物語って誰向けに書いてたんか?

62: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:33:21 ID:sMe
>>61
表向きは上流貴族向けやけど
本当は紫式部と同じくらいの身分で、
自分の財産だけでは生きていけず働くしかなかった中流~下流貴族のためやろなあ
紫式部が「身分が高すぎても低すぎても女はつまらない」と貴公子に言わせるシーンがあるから

63: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:34:08 ID:26L
>>62
じゃあ当時から読み手はいっぱいいたんやな

64: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:34:34 ID:sMe
>>63
菅原道真の子孫も夢中になって読みふけったもよう

65: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:35:55 ID:26L
光源氏のモチーフって藤原道長なん?

66: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:36:30 ID:sMe
>>65
いろんな人がモデルだけど、確実に手本としたのは業平と道長

67: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:37:06 ID:26L
在原業平ってネカマだっけ

68: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:37:46 ID:sMe
>>67
ネカマは貫之の土佐日記や
いろんな女と交際したのが業平

70: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:38:49 ID:Pmc
現代訳で読めるやつないか
ラノベくさいが

71: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:39:32 ID:sMe
>>70
青空文庫に与謝野晶子訳あるで
意訳の多い訳やけど最近の訳の分からない訳よりはずっと信頼できる

72: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:41:11 ID:NYQ
偐紫田舎源氏ってどんな感じなんや?

73: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:42:42 ID:sMe
>>72
学生時代読んだことあるけどわざわざ読むほどのものやないで
ワイは江戸時代の物語に見るべきもはないと思ってる

74: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:44:06 ID:sMe
江戸時代の(俳句以外の)日本文学を読むくらいならワイは同時代のヨーロッパ文学に触れることをすすめるで
出来がダン違から

75: 名無しさん@おーぷん 20/01/24(金)19:46:42 ID:NYQ
>>74
江戸時代の狂歌とかはウィットが効いてて好き