1: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:04:47 ID:AhG
1遊 神功皇后の三韓征伐
2右 兄猾と弟猾
3一 因幡の白兎
4三 神産み国産み
5中 大国主の国づくり
6左 天岩戸
7二 邇邇芸の結婚
8指 吉野の国津神
9捕 国譲りの交渉
投手 天地開闢

ちな場面の切り取り方は完全にワイの主観や
ワイが面白いと思った部分は細部でも切り取ってるで

引用元: https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1586081087/





2: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:05:11 ID:AhG
順番に解説していくで

3: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:05:59 ID:uVh
仏教徒ニキおすおす
今日のテーマもおもろそうじゃん!

4: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:06:02 ID:U2w
お!仏教ニキか!?
神話好きワイ期待



6: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:07:06 ID:hL2
仏教なのに神道系なんか
神仏習合なんやな

14: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:10:33 ID:uVh
そういえば、どの時点までが「神話」でどの時点から「歴史」になるんやろ?

22: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:14:24 ID:AhG
>>14
古事記では神武天皇と何代か後までやな
日本書紀では聖徳太子の辺りまで広義の神話になる

24: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:15:20 ID:uVh
>>22
一応ある程度の境目はあるんやな

25: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:16:32 ID:AhG
>>24
境目と言うか
古事記は神話の内容がそこまでで後は詳しく書かれてないんや
ワイとしては記紀に書かれた内容より後、つまり飛鳥時代以降が歴史やと思ってる

27: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:17:50 ID:uVh
>>25
なるほど

15: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:11:36 ID:hL2
仏教も派生がいろいろありすぎてようわからんよな
曼荼羅とか仏様何人いるねんって感じ

19: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:13:11 ID:AhG
>>15
天台宗の修行では過去に1000人、現在1000人、未来1000人の仏様の名前を呼ぶらしいから合計3000人やな

17: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:12:02 ID:AhG
神功皇后の三韓征伐

ストーリー
仲哀天皇は海の向こうの国を与えるという神の宣託を無視しら罪で死んでしまう
お妃の神功皇后は身重の身で亡き夫の代わりに朝鮮に出兵し見事百済、新羅、高句麗を服属させる

解説
日本神話と言う天皇が主体の話でありながらその皇后である神功皇后のを主人公とする異端な物語や
古代日本が朝鮮半島に領土を持っていたという事を表す資料でもある
また神功皇后は江戸時代以前は天皇として扱われており天皇の名前を暦とする大化の改新以前の暦もこの時は神功皇后の名前で表されているんや
そういう意味でも神功皇后は特殊な存在と言える
またこの時託宣を行った神は後に住吉に祀られこの神社が後の住吉大社となるんや
それからこの時生まれた子供が後の八幡神、応神天皇やで

21: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:13:45 ID:U2w
>>17
そやから住吉さんは海の守り神なんか

23: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:15:03 ID:AhG
>>21
正確には航海の神やな
その通りや
この時の神話がもとになってるんやで

28: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:18:03 ID:U2w
>>23
神さんのご利益ってもとをたどったら面白いな

30: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:19:17 ID:AhG
>>28
その辺りを調べるだけである程度神話の勉強にもなるで
お稲荷さんが農業神なんは秦氏の穀物が鳥になった伝説がもとになってたりとか

18: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:12:54 ID:hL2
妊娠してたんに遠征行ったんやっけ?

20: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:13:30 ID:AhG
>>18
腹に岩を巻いて出産を遅らせたんや

32: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:21:16 ID:AhG
兄猾と弟猾

ストーリー
大和国にたどり着いた神武天皇はそこで八十猛や地方の豪族を服属させていく
宇陀を治めていたのは兄猾と弟猾の兄弟
神武天皇は八咫烏を派遣して服属を迫るが兄の方は矢で八咫烏を追い払ってしまう
弟から情報を得た神武天皇は部下二人を派遣する
一方兄猾は兵を集めようとするも思うように集まらなかったため天皇を罠にかけようとする
神武天皇を罠を仕掛けた建物でもてなそうとしたのだ
だが部下二人に先に入るように言われた兄猾は罠にかかって圧死してしまう

39: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:27:10 ID:AhG
解説
兄弟が地域を治めていて弟は服属して兄は服属しないっていう話はこの後、兄磯城と弟磯城のくだりでも出てくるから何か意味がある描写だった説と単純に間違えて一緒くたにしてしまった説もある
一方で兄倉下と弟倉下のように兄弟は他にも出てくるため兄と弟と言う存在には何か意味があるみたいやな

36: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:23:16 ID:U2w
>>32
奈良の土蜘蛛とかどんな部族やったんやろ

37: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:24:06 ID:AhG
>>36
神話によると吉野の土着の民族はしっぽが生えてたらしい

40: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:27:56 ID:U2w
>>37
奈良の御所市に高天彦神社ってあるけど、その近くに蜘蛛窟っていう住居跡とされるところがあるんや
御所・葛城あたりは古代の伝承が残ってて面白い

41: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:28:19 ID:AhG
>>40
はえ~

44: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:33:41 ID:AhG
因幡の白兎

ストーリー
八上比売に結婚を申しこもうと比売の元を訪ねる兄弟たち
末っ子の大国主は兄弟から疎まれ荷物持ちをさせられていた
海辺を通りかかると皮をはがれた兎が苦しんでいた
聞けば先に通りかかった兄たちに嘘の情報を教わり塩水に浸かって風で乾かしたためにさらに痛みが増したらしい
大国主は正しい治療法を教える
傷が癒えた兎が話すところによると鰐を騙して島を渡ろうとしたが途中で口を滑らし皮をはがれたらしい
自分に親切にしてくれた大国主に兎は八上比売は彼こそを結婚相手に選ぶだろうと言い見事予言は的中するのだった

45: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:35:04 ID:uVh
>>44
これ絵的には結構グロだよな…

50: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:37:21 ID:AhG
>>45
結構痛々しいわね

46: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:35:18 ID:U2w
>>44
今年出雲大社行ったら白兎の像いっぱいあったわ

49: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:36:51 ID:AhG
>>46
予言を的中させたことから神様として祀られてるんや

48: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:36:26 ID:AhG
解説
ぐう畜ぞろいの日本神話の中でも珍しいまっとうに優しいシーンや
なお兎は畜生な模様
鰐に関してはサメ説、ワニ説などさまざまな可能性が言われているで
なおここで見事八上比売と結婚した大国主やがその後、後妻を正妻にした上その正妻がヘラ的な女神だっため八上比売は恐れて子供を残し帰ってしまうで

53: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:39:16 ID:X7m
>>48
山陰海外沿いは昔から鮫をワニって呼ぶわね

52: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:39:02 ID:mWg
大国主とかいう比較的ぐう聖な神

60: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:43:08 ID:X7m
>>52
大国主複数説
地方の若い権力者豪族を大国主と呼んでいた様ね
実在した複数の人物
姫様はその地域の利権管理者
水や土地以外の利権を管轄していたのは何か?これは翡翠なのよね
古代史を勉強したら翡翠が見つけられます(見つけました)

62: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:44:14 ID:AhG
>>60
はえ~サンガツ
学術的な面からの解説はありがたいわ

64: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:47:04 ID:X7m
>>62
日蓮正宗打線以上に片寄ってるわよ
中卒の地方歴史学者爺の言ったことだから
ただ物的証拠はあるのよね

54: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)19:39:49 ID:U2w
日本の神様は自然を神格化したのが多くて好き
三輪山の大神神社とか素敵

57: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:42:17 ID:AhG
>>54
自然信仰いいよなあ

56: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:41:53 ID:AhG
神産み国産み

ストーリー
神々から支持を受けた神代七代の最後の代伊邪那岐と伊邪那美は結婚するが伊邪那美(女)の方から先に声をかけると生まれてくるのはヒルのような骨のない子供や泡のような島
そこで最初に生れたヒルのような蛭子神を海に流すと伊邪那岐から声をかけ子供を作る
日本列島や家に関わる神々、海の神、山の神など様々な神を産むが火の神を産んだ際伊邪那美は陰部を火傷し死んでしまう
悲しみに暮れる伊邪那岐は火の神カグヅチを切り殺し冥界に向かうのだった

65: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:47:14 ID:AhG
解説
山の神、大山祇、海の神、大綿津見などここで後に活躍する様々な神が生れることになるで
また日本列島も結構細かい島(姫島など)の描写もあって面白いで
ちなカグヅチを切るシーンやがこの際とびちった血から武御雷が生まれるで
ここ後で出て来るからよく覚えておくんやで
それから火傷して苦しむ伊邪那美のおしっこやうんこからも神様が産まれるんや
ほんま異常性癖やわ

98: 仏僧なやつ 20/04/05(日)19:58:46 ID:AhG
大国主の国づくり

ストーリー
ある日大国主は海から謎の小人が現れるのを目撃する
カエルの神多邇具久の助言を元に案山子の神久延毘古に正体を聞く
その小人は神産巣日の子の少彦名だという
少彦名と共に各地を整備し様々な技術を教える大国主だが少彦名は志半ばで常世の国に医療を学びに去ってしまう
途方にくれる大国主だがそこに別の神が表れるその神の名は大物主(一説には大国主の奇魂)
新しい仲間と大国主は各地を整え続けるのだった

106: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:02:47 ID:AhG
解説
突然の新キャラ、ここでストーリーが動くのかと思えば唐突な退場
少彦名はほんまに謎や
ていうか神産巣日の子って大物すぎるやろ
ていうか大国主の一部ならこんな寂しい話は無いで
突っこみどころは多いがこの話は大国主が現在の日本を形作ったといえる重要なシーンや
学術的にこのシーンが意味するところとは・・・?
大国主が主役なんはこの辺りまでやな

108: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:03:28 ID:Lh6
関係ないけど神武東征の時の大阪の地形と一致する時代あったんやね

112: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:04:19 ID:AhG
>>108
面白いなあ

119: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:06:36 ID:Lh6
>>112
紀元前70年ころって主張もある
こんな感じで水が引いていったんや
https://www.suito-osaka.jp/history/history_2.html

121: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:07:31 ID:AhG
>>119
はえ~サンガツ

114: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:05:12 ID:X7m
実は天の岩戸と同じ様な話しは世界中各地にあるのよね
中国やギリシャでもあったはず

115: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:05:28 ID:AhG
>>114
マジ?
興味深いな

117: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:06:27 ID:hL2
太陽神があって日蝕があれば同じような話になるんかね

137: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:14:13 ID:AhG
天岩戸

ストーリー
素戔嗚の狼藉に心を痛めた天照は岩に隠れて閉じこもってしまう
世界に光がなくなったことで悪しきものがのさばるようになった
この状況に困った神々は話し合う事にする
そこで知恵の神オモイノカネはある提案をする
後日神々は天岩戸の前で集まり宴をする
そこではアメノウズメが裸踊りをしみな笑い転げる
皆が楽しそうなことを訝しんだ天照が岩を少し開けて外を覗くとそこにはイシコリドメの用意した鏡が
鏡に映る輝く女神の姿に驚いた天照が岩を開けるとそこを待ち構えていた手力雄が天照を引っ張り出した
こうして世界に光が戻ったのである

144: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:17:09 ID:AhG
解説
天照がとにかくかわいい
ちなここで活躍した神々はその後五部の神として天孫降臨に付き従うで
簡略化してあるため存在を省いた神様もおる

157: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:19:27 ID:AhG
あ、それからよくネットで勘違いされがちやが別に天照はアメノウズメの裸踊りが見たくて岩を開けたわけやないからな
そこのとこよく勘違いされてキマシ展開とか言われるけど間違えたらあかんで

159: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:20:03 ID:U2w
>>157
外が騒がしいからちょっと開けたんやったっけ?

161: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:20:34 ID:dTk
>>159
せやせや

162: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:20:37 ID:AhG
>>159
そうそう
外の様子が気になって岩を開けたんや

167: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:21:42 ID:w6l
>>159
正しくは天照よりも凄い神が来たと言われて気になって開けたんや

166: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:21:33 ID:LTj
>>157
アマテラス「なんか外が騒がしいわね」

神さん「あなたより尊い神様が現れたのでお祝いをしているやで」

アマテラス「ファ?!そいつはどんなやつや?見たろ」

アマノタジカラオ「そおい!」

164: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:21:08 ID:IVv
いつも思うのがちょっと開いたのをこじ開けられるなら別に閉まったままでもこじ開けられたのでは?という疑問

172: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:23:05 ID:AhG
あ、そうそうこのスレで神様の名前の表記がカタカナやったり漢字やったりするけどこれは単に変換できひんかっただけやで
それから古事記表記と日本書紀表記が混ざってる場合もあるからあんまし参考にはせんといてな
ワイはなるべく古事記表記で書くようにしてるで

182: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:25:52 ID:dTk
>>172
つかそれがええと思うわ
読めないし、古事記と日本書紀は表記ちゃうし

199: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:33:09 ID:AhG
邇邇芸の結婚

ストーリー
地上に降り立った邇邇芸はそこで美しい女性と出会う
その女性は大山祇の娘木花之佐久夜毘売だった
この話を聞いた大山祇は喜んで姉の石長比売も一緒に送り出すが石長比売はなんと不細工だったのだ
邇邇芸は石長比売を送り返すがこれによって天孫の一族に寿命が生れることになる
その後邇邇芸は木花之佐久夜毘売と結婚するが木花之佐久夜毘売は結婚後すぐ妊娠する
これを邇邇芸は怪しむが怒った木花之佐久夜毘売は燃える家の中で出産をし邇邇芸の子でなければ焼け死ぬという誓約を行う
だが子供たちは無事生れてきた子供は邇邇芸の子だったのだ

215: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:39:13 ID:AhG
解説
邇邇芸とかいうしくじり先生
この話には本筋は同じだが細部が違うパターンが多く
石長比売が長寿を司っていてそれを追い返したから寿命が出来たとか大山祇が怒って呪いをかけたとか
寿命も人間に寿命が出来たという説に皇族に寿命が出来たという説もある
また木花之佐久夜毘売と結婚したことで花の様に美しいが岩のような永遠性はなくなったという考え方もある

221: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:42:49 ID:AhG
解説2
妊娠出産のくだりやがよく指摘されるんが木花之佐久夜毘売(母方)が無事なにんやから子供が無事なんは安心できる理由にはならんやろうと
ちゃうねん
これは邇邇芸の子供なら無事という誓約(神に誓った占い)なんや
つまり邇邇芸の子じゃなければいくら母方が無事だろうと子供は焼け死ぬことになる

201: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:33:58 ID:Kpi
>>199
この話も人間らしくて好きや

204: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:36:00 ID:IVv
>>199
これ仮に石長と離婚しなかったらどうなってたんやろな?
長命と短命の二種になってたんかな
歴史どころか神話にif言ってもしゃーないが

206: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:37:04 ID:U2w
>>199
このはなさくやひめを祭神とする浅間大社の奥宮が岩だらけの富士山にあるのもなんか意味があるんかな

211: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:38:36 ID:AhG
>>206
面白い話やなあ
いくらでも創造の余地ができてくる

208: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:38:04 ID:Lh6
欠史八代の歳は記述の半分って説も面白いわね

216: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:41:03 ID:dTk
>>208
半年で1歳やっけな

220: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:42:26 ID:Lh6
>>216
せや
魏志倭人伝にそんな記述があったわね

232: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:47:16 ID:dTk
>>220
つかあの時代の2cmは今で言う1cmって言う説あるからな

あと邪馬台国が見つからないのは季節によって場所を変えていた説もある
佐賀やったり、四国やったりetcetc.
どのみち関西には無かったらしい

234: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:48:17 ID:LTj
>>232
それもなあ
対馬壱岐松浦糸島博多ときて
そこからなんでまた船に乗り換えていくんや?

235: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:49:01 ID:IVv
>>234
案外占いでそうするのがいいって出たからとかいう単純なものちゃうか?

240: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:50:23 ID:AhG
吉野の国津神

ストーリー
大和の国に入った神武天皇は吉野にたどり着くそこで神武天皇はまずうけを作ってそれで魚を取っている人を見る
名前を尋ねるとその人は「私は国津神で名前は贄持之子と申します」といった
次に神武天皇はしっぽのはえた人が井戸から出てくるところを目撃する
名前を聞くと「私は国津神で名前を井氷鹿」といった
次に岩を押しのけてしっぽの生えた人が現れた
名前を聞くと、「私は国津神で名前は石押分之子」と答え「天津神の御子である天皇の行幸と聞き迎えに参じえました」と言った

244: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:53:46 ID:hL2
>>240
岩を押しのけて涌いた人がいわおしわけのこ
適当すぎ

245: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:56:49 ID:AhG
解説
ワイの大好きなパートを指名打者として入れたやで
この話から読み取れることは多い
まずストーリーでははしょったが贄持之子は鵜飼部の祖、井氷鹿は吉野の首(おそらくこの辺の豪族)の祖、石押分之子は吉野の国栖の祖とあってな
国栖はこの辺の土蜘蛛のことでこの辺の土着民はしっぽが生えていたと描写されてる
一説にはこれは獣の皮をかぶっていたという説があるんや
また井氷鹿は日本書紀では光っていたということや
これは水銀を加工してた部族なんちゃうかという説もある

246: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:58:08 ID:uVh
>>245
はぇー
ワイなんも読みとれんかったわ…

247: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)20:58:57 ID:IVv
なんか歓迎されとるやん!ってことぐらいしか読み取れんかったわ

250: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:59:57 ID:AhG
>>246
>>247
ワイが解説をはしょったししゃーない
すまんな

249: 仏僧なやつ 20/04/05(日)20:59:27 ID:AhG
解説2
そして最重要な部分やが
このパートによると神様は(あくまで国津神においてはやが)人の姿をしているらしい
今まで人のような行動をし人のような体の説明あはったがここまで踏み込んだ記述はワイは貴重やと思う
まえ知識なしでは神様は人に見えるんや

252: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:01:25 ID:uVh
>>249
はえはえのはぇーやわ!
これまでここまで踏み込んだ姿形の描写ってなかったんやな

256: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:02:35 ID:AhG
>>252
明確に人の姿をしていると明言された例はワイの知る限り他にない

254: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:02:28 ID:IVv
>>249
そういわれてみると神が人と同じ姿って明文化されてる話は見たことなかった気するわ

257: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:06:12 ID:uVh
おもしろいンゴねぇ
てかイッチの考察が秀逸やわ

258: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:06:32 ID:AhG
>>257
サンガツ

259: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:08:57 ID:AhG
国譲りの交渉

ストーリー
大地が栄える様子を見た天照はここが自分たちの治める場所だと主張する
そこで大国主に国を譲らせるため使者を派遣する
まずは天照が誓約の際に産んだ長男、正勝吾勝勝速日天忍穂耳命を派遣する
が正勝吾勝勝速日天忍穂耳命は地上の様子におびえ逃げ帰る
次に次男アメノホヒを派遣するがこちらは大国主の家来となり戻ってこなかった
次に天津国玉神の子である天若日子を派遣するが
天若日子は大国主の娘と結婚し自分が地上の王になろうと企み8年たっても高天原に戻らなかった
これを訝しんだ天照は雉名鳴女を派遣するが天若日子は家来の天佐具売の助言を聞きこれを射殺してしまう

263: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:16:51 ID:AhG
ストーリー2
鳴女を殺した矢は天まで天照と高御産巣日の元に届いた
高御産巣日はこの矢がかつて天若日子が地上に赴く際与えた矢であることに気づく
高御産巣日は「天若日子が謀反の心を持つなら天若彦日子にあたれ。そうでないならあたるな。」と誓約を行い矢を地上に飛ばす
矢は若日子の胸に当たり天若日子は死んでしまう

264: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:16:58 ID:uVh
長男逃げ帰ってきてたんか!?

265: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:17:54 ID:AhG
>>264
天孫降臨の時も最初に白羽の矢が立ったのは長男やったんやがそん時も地上にビビって息子にやらせてたで

266: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:18:04 ID:hL2
>>264
正勝吾勝勝速日の名前負けしてる感よ

267: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:18:33 ID:AhG
>>266
それほんま思う

272: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:24:57 ID:AhG
ストーリー3

最後の使者は実力行使
天照たちは武の神武御雷を船の神天鳥船と共に送り込む
大国主は自分の二人の息子に「譲る」と言わせれば国を譲ると言った
まずは事代主、天鳥船に連れてこられた事代主は恐れて「国を与える」と言い海に逃げ込んでしまう
次に武の神タケミナカタが現れる
武御雷と力比べをするタケミナカタだが腕をへし折られ諏訪の地まで飛ばされる
恐れたタケミナカタはこの諏訪の地から出ないことを約束し国を譲ると言った
これで大国主は国を譲ることになる
大国主は自分のための宮殿を作ることを条件に地上を天津神に明け渡すのだった

279: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:27:32 ID:uVh
>>272
結局、これは武力侵攻と捉えるべきなのか一応和解によるものと捉えるべきなのか

282: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:28:33 ID:AhG
>>279
ワイは武力衝突もあったけど一応最後は和解したんやと推測してる

284: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:29:13 ID:IVv
>>275
なんやっけ
東方のカエルとヘビがこれモチーフにしてるんじゃないかって言われてたきがするわ

286: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:30:09 ID:AhG
>>284
神奈子と諏訪子やな
神奈子がタケミナカタで諏訪子が諏訪地方土着の神や

289: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:31:26 ID:IVv
>>286
てことは結局神奈子も追いやられたんか
そら幻想入りするわな

293: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:33:01 ID:AhG
>>289
東方では確か諏訪に落ち延びた神奈子と諏訪子の間で戦いがあって一応神奈子が勝利したけど住民が納得しないから統治しやすい様に二人でタケミナカタという神を作ったとかなんとか

296: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:35:16 ID:IVv
>>293
はえーサンガツ

285: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:29:29 ID:AhG
解説
出雲にも政権があったらしいから大和政権への地域の平和的譲渡が行われたんじゃないかとワイはにらんでるで

288: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:31:22 ID:uVh
>>285
そういう微妙なところまでちゃんと神話に収めてるの凄いよな
もちろん直接的には描いてないやろが

287: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:30:51 ID:Lh6
最初の出雲大社ほんとにそんな高かったんですかね
ロマンの塊やね

290: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:31:32 ID:AhG
>>287
なんかそれくらい大きくてもおかしくない程にデカい柱が見つかったらしいで

291: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:32:42 ID:Lh6
>>290
埋まっとったやつか
法隆寺の釘とかもせやけど古代建築ってすごいわね

292: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:32:46 ID:uVh
>>290
時代を遡るほど高くなってく建物ほんと草

294: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:33:34 ID:AhG
>>291
>>292
古代はほんまロマンがあるわ

299: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:38:35 ID:uVh
いよいよ天地開闢か

301: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:43:11 ID:AhG
天地開闢

ストーリー
最初世界にはなにも無かった
まず天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神の3柱の神(造化の三神)が生まれた
次に宇摩志阿斯訶備比古遅神と天常立神の2柱が生まれた
これらの神々を別天津神という
またこれらの神々には性別は無かった
これらの神々と共に世界が生まれた
次に国之常立神と豊雲野神の2柱の神が生れる
この2柱にも性別は無かったが次に生まれた宇比地邇神と須比智邇神の2柱から性別が生まれた
こうして7回にわたって7代12柱の神々が生まれそれと同時に大地が固まっていった
これらの神を神代七代という
そして最後に生れた神が伊邪那岐と伊邪那美であった

321: 仏僧なやつ 20/04/05(日)22:01:40 ID:AhG
解説
世界の始まりの物語や
面白いのは世界は神様が作ったんやなくて世界の誕生と共に神様が生まれたところや
ここに神様を絶対の存在にしない日本の神話らしさがあるな
それから性別や
天之御中主から豊雲野までの神々には性別がないねんな
これを独神と言うんやが
元々一つだったものが二つに分かれて性別が生れるというんもメタファー的で面白い
これらの神々はほの話の都合上作られた神様で地域での信仰は確認されてないが
一部の神(高御産巣日神とか神産素日神とか)は神話にもよく登場するからどうも信仰されてた神らしい
神代七代に関しては順を追うごとに大地が出来ていく様を表しているとも男女の体が出来ていく様を表しているとも言われるな

303: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:44:38 ID:Lh6
天照ちゃんより偉いんちゃうの造化さんたち

305: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)21:46:16 ID:uVh
>>303
これもポイントやな
多神教の神々に優劣はあるのか

307: 仏僧なやつ 20/04/05(日)21:47:39 ID:AhG
>>303
あ、そうそうストーリーで省いたんやがこれらの神々は表れてすぐ身を隠すんや
いわば隠居やな
それで伊邪那岐と伊邪那美が中心となって国を作っていくんやが伊邪那美が死に伊邪那岐が天照に高天原の統治を任せたことで天照が一番偉くあんるねん
まあ隠居言うても高御産巣日とかけっこうその後も出てくるけどな
高御産巣日は天照と一緒に高天原を引っ張るサブリーダー的存在やな

322: 仏僧なやつ 20/04/05(日)22:02:11 ID:AhG
以上や
一区切りついたし飯食ってくるわ

323: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)22:03:07 ID:Lh6
おつやで

326: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)22:03:50 ID:Lh6
神って宇宙人かもしれんと思うのも面白いわね

342: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)22:28:54 ID:uVh
今日のスレでイッチの凄さ再々々認識したわ
神話にもこんだけ造詣深いとは

343: 仏僧なやつ 20/04/05(日)22:29:28 ID:AhG
>>342
サンガツ
そう言って貰えて嬉しいンゴ

356: 仏僧なやつ 20/04/05(日)22:44:39 ID:AhG
ほなワイはちょっと早いが寝ることにするわ
ここまで付き合ってくれてサンガツやで~

358: 名無しさん@おーぷん 20/04/05(日)22:45:12 ID:Lh6
お疲れやで